7月26日、嬬恋村で嬬恋祭りが開催されました。水野ゼミは毎年の恒例で、地域活性化研究のゼミとして参加し、焼きトウモロコシの屋台を出店しました。4年生の「ふれあい神田市場」のゼミ生を中心に、3年生で嬬恋村の高齢者とテレビ会議を予定しているゼミ生と、水野ゼミで嬬恋村半出来地区にお借りしている畑を担当する2年生も参加しました。
仕入れたトウモロコシをむく作業と、炭火に火をおこして、調理台を設置する作業を手分けして行い、販売開始。青空に入道雲の晴天で、とても暑く、なかなか売れ行きが伸びません。しかし、明治大学の旗や、販売促進のためのポップ作りがPR効果を発揮し、興味を持ってくださる方が、だんだんと多くなってきます。
今回は、たくさんのゼミ生で嬬恋祭りに参加したので、ローテーションで屋台の店番をし、店番の合間にそれぞれの研究活動を行ないました。テレビ会議の3年生は、ヒアリングする形でアンケートをたくさんとりました。今後は、これを材料にテレビ会議の構成を考え、また論文のデータとします。2年生は、6月1日に農業体験で訪れた水田と畑に寄ってみました。農作物の順調な成長ぶりに安心し、また大体の収穫量を知ることができ、今後のプロジェクトにどのように活かせるか考えていました。
トウモロコシ屋台の隣は、嬬恋のシルバー人材センターが出店した野菜販売所でしたが、その一角では竹とんぼ作り体験を行なっていて、手の空いた学生は竹とんぼ作りに挑戦しました。このような素朴な昔の遊びを、学生は初めての体験として新鮮な楽しさを味わい、また製作しながら、出来上がった竹とんぼを飛ばしながら、嬬恋の方との交流が図れました。
さて、2年生が農場から帰る頃になると、激しい夕立が降りだしました。小一時間で夕立が上がると、ひんやりとした高原の夕暮れとなり、お祭りのムードが高まりだします。すると、トウモロコシが飛ぶように売れ始めました。また、PRの不足を補うべく、旗を掲げて大きな声をあげて、呼び込みをします。
さらに、呼び込みをしながら、嬬恋の住民の方々との交流も図りました。ゼミ生は幅広い世代の方とお話をし、地域活性化のヒントが得られたのではないでしょうか。
すっかり日も暮れて、いよいよお祭りの本番となったころ、水野ゼミがステージでごあいさつすることになりました。水野先生がそれぞれの学年のゼミ長と、今回発言を任されたゼミ代表とともに登壇し、ごあいさつします。ゼミのテーマである地域活性化や、空き店舗事業の「ふれあい神田市場」の紹介や、各学年のプロジェクトについて説明しました。そして、最後に水野先生より「嬬恋祭りには毎年参加させていただきたいと思っております」とのお言葉があり、大きな拍手がわきました。
今回は日帰りでの参加だったので、ごあいさつのあとはすぐに帰路につくこととなりました。ゼミ生たちは、それぞれの研究のための材料とともに、嬬恋祭りの楽しい思い出を持ち帰りました。
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