明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」
Proj.6・8・9 水野ゼミが嬬恋祭りに屋台を出店

7月26日、嬬恋村で嬬恋祭りが開催されました。水野ゼミは毎年の恒例で、地域活性化研究のゼミとして参加し、焼きトウモロコシの屋台を出店しました。4年生の「ふれあい神田市場」のゼミ生を中心に、3年生で嬬恋村の高齢者とテレビ会議を予定しているゼミ生と、水野ゼミで嬬恋村半出来地区にお借りしている畑を担当する2年生も参加しました。
仕入れたトウモロコシをむく作業と、炭火に火をおこして、調理台を設置する作業を手分けして行い、販売開始。青空に入道雲の晴天で、とても暑く、なかなか売れ行きが伸びません。しかし、明治大学の旗や、販売促進のためのポップ作りがPR効果を発揮し、興味を持ってくださる方が、だんだんと多くなってきます。 今回は、たくさんのゼミ生で嬬恋祭りに参加したので、ローテーションで屋台の店番をし、店番の合間にそれぞれの研究活動を行ないました。テレビ会議の3年生は、ヒアリングする形でアンケートをたくさんとりました。今後は、これを材料にテレビ会議の構成を考え、また論文のデータとします。2年生は、6月1日に農業体験で訪れた水田と畑に寄ってみました。農作物の順調な成長ぶりに安心し、また大体の収穫量を知ることができ、今後のプロジェクトにどのように活かせるか考えていました。
トウモロコシ屋台の隣は、嬬恋のシルバー人材センターが出店した野菜販売所でしたが、その一角では竹とんぼ作り体験を行なっていて、手の空いた学生は竹とんぼ作りに挑戦しました。このような素朴な昔の遊びを、学生は初めての体験として新鮮な楽しさを味わい、また製作しながら、出来上がった竹とんぼを飛ばしながら、嬬恋の方との交流が図れました。
さて、2年生が農場から帰る頃になると、激しい夕立が降りだしました。小一時間で夕立が上がると、ひんやりとした高原の夕暮れとなり、お祭りのムードが高まりだします。すると、トウモロコシが飛ぶように売れ始めました。また、PRの不足を補うべく、旗を掲げて大きな声をあげて、呼び込みをします。
さらに、呼び込みをしながら、嬬恋の住民の方々との交流も図りました。ゼミ生は幅広い世代の方とお話をし、地域活性化のヒントが得られたのではないでしょうか。
すっかり日も暮れて、いよいよお祭りの本番となったころ、水野ゼミがステージでごあいさつすることになりました。水野先生がそれぞれの学年のゼミ長と、今回発言を任されたゼミ代表とともに登壇し、ごあいさつします。ゼミのテーマである地域活性化や、空き店舗事業の「ふれあい神田市場」の紹介や、各学年のプロジェクトについて説明しました。そして、最後に水野先生より「嬬恋祭りには毎年参加させていただきたいと思っております」とのお言葉があり、大きな拍手がわきました。
今回は日帰りでの参加だったので、ごあいさつのあとはすぐに帰路につくこととなりました。ゼミ生たちは、それぞれの研究のための材料とともに、嬬恋祭りの楽しい思い出を持ち帰りました。


嬬恋の方々とのふれあい
順調に育っている作物
ステージでのごあいさつ

■学生の感想
・祭りへの来場者が多かったこと、特に嬬恋踊りにたくさんの人がふるって参加しているところに、地域としての連帯感を垣間見ることができたような気がします。都会にはあまりない良さだなとしみじみ思いました。途中、近くの川で遊んだのですが、河原などにゴミが全くなかったのは、地域の人が自然や地元を大切にしている証だと思います。
・嬬恋産のキャベツ、じゃがいもなどの農産物はもちろん、自然の美しさなど、嬬恋村の良さを数多く体感することができました。また、たくさんの嬬恋村の方々と交流を持つことができ、また嬬恋村の様子を肌で実感することができ、とても収穫が多かったです。
・去年協力していただいた生活改善グループの方と話したのですが、祭への参加やいろいろな企画は継続していくことが大事であることを改めて感じました。
・何人かの方に福祉に関するアンケートをお願いしたのですが、快く引き受けてくださり、嬬恋村の暖かさを感じました。
・私は他地域でのプロジェクトの班員ですが、祭りなどに物産店などを出そうと考えているので、今回の嬬恋での体験は非常にためになりました。
・嬬恋村民の方と直に接することができたのが良かったです。シルバー人材センターの方に竹とんぼ作りを教えていただいたり、生活改善グループの方に現地の野菜でつくった料理をいただいたりなど、新鮮な驚きがある、あまり経験のなかった形のお祭りで、素朴な人と人とのふれあいができ、そして生の声を聞くことができました。これを研究に活かしたいです。
・何度も嬬恋村を訪問していますが、嬬恋祭りに参加したのは初めてでした。今回は焼きトウモロコシの販売でしたが、隣の屋台の方が「炭火を使ってトウモロコシを焼くのは珍しい」といって、焼き方を教えてくださり、最後にはちょっと上達していました。このような、嬬恋村の方との交流を通じて、貴重な体験ができました。

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