明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」
Proj.7 浦安市浦安小学校にて金銭教育が始まります!(富野ゼミ)

富野ゼミの金銭教育が10月に浦安市浦安小学校にて今年も行なわれます。
今年の富野ゼミの金銭教育の教育計画は、テーマを「お金を通して社会の仕組みを知ろう」として、児童にお小遣い帳、需要と供給、税金の仕組み、貯金・借金の仕組みなどを学ばせ、そのあとそれらをゲーム形式で体験学習させるというものです。
ゲームでは、体育館をお借りして児童が働く模擬店をたくさんつくり、架空のお金を使って勤労者と消費者の体験をします。このゲームで、収入を得る、買い物で支出する、税金が徴収される、お小遣い帳をつける、ゲーム中のイベントによってボーナスや借金が発生する、といったお金の流れと社会の仕組みを児童に把握させるのです。
このような計画のもと、10月の授業本番に向けて、計画の肉付けと具体的作業のため、調査視察と事前合宿が行なわれました。

金銭教育の計画を進めます

■キッザニア東京・調査視察

8月1日、ららぽーと豊洲にあるキッザニア東京にて調査視察を行ないました。事前に見学の申込みをしていたので、こどもたち「キッザニアン」のための街に、大学生が入ることができました。
キッザニア東京は、こどもたちが「キッゾ」とよばれるお金を、パビリオンで働くことで得たり、習い事や買い物で使ったり、銀行に預金したりするという、富野ゼミが行なおうとしている金銭教育の参考となる施設です。
まず、「エデュテイメント」という言葉の説明を伺いました。これは、学び(エデュケーション)と楽しさ(エンターテイメント)を組み合わせた造語だそうです。つまり、
「楽しみながら感じてもらう、教育的な『ごっこ遊び』」ということでした。
さっそくパビリオンを見させていただきましたが、「制服をハンガーから取ることも一種のチャレンジなのです」、「コミュニケーションが苦手だったけど、大きな声であいさつできた。という気づきは生きる力につながります」という説明を伺い、「エデュテイメント」の言葉の意味を具体的に知ることができました。
また、キッザニアンが街をよりよくするために意見交換したり、アンケートをとったりする「こども議会」について説明を伺い、これを金銭教育に取り入れたいという学生の感想がありました。
2時間にわたって、さまざまなパビリオンを見させていただきました。本番の体験学習では、キッザニア東京で見聞きしたことが、きっと活かされることでしょう。

「キッゾ」の見本を拝見
さまざまなパビリオンがあります

■学生の感想
・楽しげな雰囲気とワクワクさせる空間作りは、スッと子どもが入っていける場所になっていると思いました。体験学習でも、この雰囲気、
空間作りを参考にしたいです。
・病院での医療を体験できるパビリオンがあり、お金を得るためだけではなく、誰かのためになっていることを感じることもできる仕組みに
驚きました。体験学習でもそれができればと思いますが、どうすればできるか考えたいです。
・子ども主体ということが徹底されていて、「何でも子どもがやる」ということに感動しました。
・プレゼンや取材の仕事をするパビリオンがあり、私が小さいときはやったこともなかったことなので、羨ましいなと思いました。
また、こども扱いをしておらず、自分たちと対等なんだ、という扱いが素晴らしいと思いました。

■事前合宿

8月4日、5日は、体験学習のための具体的作業を行うため、浦安市青少年交流活動センターうら・らめーるにて事前合宿が行なわれました。
合宿では、授業で使うポップや、体験学習での模擬店の看板などの教材を作る作業を中心に、授業の組み立てについても話し合いました。
授業を行なう3年生とともに2年生も合宿に参加し、こちらはアシスタントとして、大がかりな教材の製作を受け持ちました。
この合宿で製作した教材は約半分で、まだまだ続きの作業や話し合いがあるそう。それでも、富野ゼミのほぼ全員が合宿に集まることができ、学年を超えて結束して作業できたことに深い意義を感じていました。

教材を製作中
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