第1回は、あらかじめつけてくるよう指示していたお小遣い帳から授業が始まりました。これは、自分とお店・会社のお金の流れを把握させるためです。
そして、お小遣い帳につけた「お店で買ったもの」には消費税がついていることを確認し、それが国に集められて、みんなのためのもの、たとえば橋や道路が作られていることを教えました。
お小遣い帳では、支出の欄に「自分のためのもの」・「人のためのもの」という仕分けがありましたが、ここでは税金が「みんなのためのもの」に使われているという説明がありました。
その次に、「お店で売っているものは、お店で作られていますか?」との問いから工場、問屋、お店という商品の流れについて教えました。さらに、商品には原価というものがあり、定価と原価の差のお金が、費用(給料・電気代など)と利益になることについて説明しました。
小学生は、だんだんと社会とお金の仕組みについてわかって来た様子。税金が
みんなのためのものに使われているという説明では、「へぇー、そうなんだ」という感想もあり、第1回から教えたかいのある金銭教育となりました。
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