明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム
広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-
本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」
Proj. 8 明治大学商学部 現代GP NPOシンポジウム
「明治大学から発信する新しいNPOとは」 が開催されました。
プロジェクター
3月5日,明治大学にて,シンポジウム「明治大学から発信する新しいNPOとは」が開催されました。 今後NPOが,地域のコミュニティーにおいてより活躍して行くためにはどうあるべきかを探り,また今後の新しいNPOの姿を創っていく,その試みの一環としてのシンポジウムでした。内容は,福宮商学部長,水野教授の挨拶の後,塚本先生の講演,水野ぜミナールの発表,そしてパネルディスカッションが行われました。

■塚本教授基調講演  

経営学部の塚本教授が、NPOは何か、NPOの概念、NPOの特徴、これからの課題、大学に期待される役割について基調講演を行いました。

NPOを簡単に定義すると「営利を目的とせず,政府からも自立して,社会的ミッション(使命)の達成を目的に,公益的活動を担う民間組織」です。これからのNPO運営は,自己実現ややりがいだけで事業を行っていくのではなく,社会的な問題の解決のために,長期的に自分達の事業を拡大していく経営能力をもったリーダーの育成,そしてその受け皿になるNPOが必要です。(講演より一部抜粋)

塚本教授の講演
■水野勝之ゼミナールの発表「NPOマップの実現と可能性」  

水野勝之ゼミナールは,浦安NPOマップ作成の動機、NPO法人の現状分析と問題点についての報告と、それらの統計学による数量経済学的観点からみた分析結果を発表しました。

「浦安NPOマップ」とは,浦安にあるNPO法人の所在地を示したものであり,地図の裏面には浦安のNP0法人の詳細(団体名,連絡先,活動分野,内容,利用の仕方や関係者への一言PRなど)を載せたものです。効果としては,@機会の創出 NPO法人の情報を入手しやすくなり,市民が参加する機会が増える。A質と量の創出NPO法人の横のつながりが強くなる。B横のつながりの創出 NPO法人の横のつながりが強くなる。 等があげられます。今回のNPOマップを各都道府県,浦安の公的機関,ボランティアセンターなどに配布しましたが,皆さんにNPOマップの成果が引き継がれ,日本中の各都市で継続的につくられること,活用されることを願っています。(一部抜粋)  詳しくはコチラ→NPOマップの実現と可能性

水野ゼミ発表
■パネルディスカッション  

塚本先生の司会によるパネルディスカッションが行われました。内容は今回参加パネリストの皆さんがどのような活動を行い,現状をどう評価しているのか,これからの課題,またNPOの横のつながりを広げる為の方法等でした。今後もこのようなシンポジウムを通して,相互理解や交流の場を創っていくことの必要性についての話がなされました。

パネリストの意見(一部抜粋)
・県の取組みをよく市町村職員に理解いただいて,トータルでNPO法人の活性化をサポートしてく必要があり,うまく連携を深めることを課題として活動しています。(千葉県NPO活動推進課企画法人室主幹 中村俊彦)
・大学の皆さんにお願いとして,いろんな視点や切り口から,私達の活動の為に知恵と工夫を頂ければと思います。(新しい学校づくりをめざすを‘おーぷん・どあ’プロジェクト理事長 山田順子)
・人材がどうしても必要。NPO法人に参画する人には奨学金等,何か援助できるような仕組みづくりがほしいです。(タオ・フレンズ理事長  川村傅)
・活動を通して思ったことは,積極的に動いていったほうがいいということ。動いてみて,やっとわかるものや見えてくるものがあります。(水野勝之ゼミナール 森一将)

ポスター
パネルディスカッション

■参加者の感想
NPOマップは水野ゼミ学生が1年以上かけてかけてやっと完成した努力の成果でした。NPOというとボランティアや市民活動的なイメージがありましたが,これからはNPO活動を担う為には、ネットワーク、情報、知識のある人材が必要であり、そのようなキャリアを持っている人、人材の流動が必要である等とても勉強になりました。シンポジウムでは、NPO活動の運営の難しさ感じましたが、同時にNPOに参加という形で地域社会へ貢献してみたいと思いました。


当日のプログラム

主催 明治大学商学部、NPO法人コミュニティプロジェクトコンソーシアム
1.開催の挨拶 商学部長 福宮賢一
2.趣旨説明 商学部教授 水野勝之
3.基調講演 明治大学経営学部教授 塚本一郎
4.学生発表「NPOマップの実現と可能性」 明治大学商学部 水野勝之ゼミナール
5.パネルディスカッション
6.閉会の挨拶
7.交流会

前のページに戻る チェーンプロジェクト概要GPニューストップページ │ このページのトップへ
明治大学トップへ 商学部トップへ 生涯学習・学校教育 文部科学省
Copyright (C) 2005 Meiji University, All rights reserved.