明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」
Proj.9 嬬恋村「稲刈り・ジャガイモ堀り体験」を実施しました!

10月9日、水野ゼミナール「恋するキャベツ村プロジェクト」では、群馬県嬬恋村で第3回農業体験(稲刈り・ジャガイモ収穫)を実施しました。今回の一般参加者は、学内から集まった応募者11名で、中には農業体験3回とも参加してくれたリピーターの方々もいました。

今回、今年度最後の農業体験ということで、「地域活性化」というテーマに沿って、東京の学生と嬬恋村の方々の「交流」に重きをおいて実行され、参加者らは、地元の方々の教えに従いながら鍬(くわ)や鎌(かま)を手に持ち、農作業に汗を流しました。農作業の大変さを実感しながらも、見事に成長したじゃがいもや黄金色の稲に収穫の喜びを感じる農業体験となりました。

  じゃがいも堀り

■作業経過報告(水野ゼミ生報告より)

今回は募集期間を長くした効果で、一般参加者の応募が過去最多の14でした。
畑に着くとまずはジャガイモ掘りです。ダンシャク、キタアカリ、ホッカイコガネ、ユキラシャの4種類を収穫しました。鍬で少し引っかいただけで、そこらじゅうにたくさんのジャガイモ!!参加者は、ジャガイモを持ち帰ってもよいということで、皆うれしそうにジャガイモを掘っていました。

昼食は近所のお母さん方が朝から準備してくださり、ゼミ生も手伝って、すいとんやお漬物、おにぎりなどを作りました。近所の子供たちも前回より多く来てくれて、皆で楽しい交流会となりました。
今回は以前よりも「交流」に重点を置いたツアーをつくろうということで、嬬恋村の半出来地区の方々にダイレクトメールを35件に送り、昼食交流会のお知らせ、ボランティアの募集広告、アンケートを送付しました。その成果は村の方々の協力や子供たちの参加に現れ、12名の参加がありました。次回はダイレクトメールという告知方法以外にも、もっとたくさんの方に参加してもらえる方法を検討したいと思います。

午後はいよいよもち米の稲刈りです。ほとんどの参加者が初体験だったのですが、わいわい楽しみながらすべての稲を刈り、束ね、はんで掛け(10〜12たばをわらで結んで竹のはんでに干す作業)をして無事に終了しました。稲刈りは予想以上に重労働で、ずっとしゃがんで作業するので足腰が痛くなったり、稲で腕が痒くなったりと皆苦労していましたが、一人で黙々と作業を進めている方もいて、気がついたらどんどん進んでいて稲刈りの楽しさにとりこになったと話していました。

■作業を終えて・・
今回のツアーで今年の畑での農業体験は終わりです。少しずつこのツアーへの参加者は増え、農業体験や私たちのツアーへのニーズ、知名度ともに上がってきているように思いました。私たちが目指す地域活性化には主催者、参加者、役場の関係者だけでなく、地域住民の協力が不可欠です。ツアー参加者はもちろんですが、地域住民の参加を増やすにはどうすればいいのか、これが今後の課題です。未定ですが冬にはとれたもち米を利用して嬬恋村で餅つき大会をしようかと考えています。また、今のところ来年も農業体験ツアーは継続する予定なので、今後の私たちの活動にどうぞご期待ください!!

レポート報告
商学部3年 水野ゼミ 高橋未来、手島史貴

  じゃがいも堀り
昼食
みんなで

■参加学生の感想(水野ゼミ 3年 藪翔平)
今回、田畑に作物が出来ているのを実際に目で見るまで不安であったが、田んぼには秋を感じさせる稲が一面に広がっていてきれいであった。ジャガイモは鍬で土を掘り起こし1つ1つ取り出した。私自身、最近は土に触れる機会がなく、作業をしながら懐かしい気分になった。もち米の収穫は機械を使わず、稲を1株ずつ鎌で刈っていった。刈った稲を8株1束として藁で縛ってという作業の繰り返しであったが想像していたよりずっと大変であった。今回の経験を通じて農業の大変さを改めて痛感させられたと同時に、あれだけの広い土地に自分たちが植えた作物が育つ喜びを味わった。また、自分たちの植えたものを口にすることによって、食のありがたみや農家の方々への感謝も感じることが出来た。これらは都会で生活していてはなかなか経験できないことなので非常に貴重なものとなった。

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