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  3. 特別テーマ実践科目C サービス新事業開発の考え方とその手法を学ぶ
科目名称 単位 配当年次 開講期間 担当者氏名
サービス新事業開発の考え方とその手法を学ぶ 2単位 1〜4年次 前期
菊池 一夫
1.授業の概要・目的
  これまで、旅行代理店業界のビジネスが成立するための本質は、旅行に係わる情報に関して、それを豊富に有している業界企業側と、自らの快適な旅行を願いながらもそれに必要な情報を十分に有していなかった消費者側とのいわゆる“情報格差”の存在にこそあった。しかしインターネットの発達はその情報格差を消滅させたのである。宿泊施設側や交通機関側との直接的な取引交渉等も消費者にとっては自由に行えるようになったのである。このようにJTBに代表されるような旅行代理企業のビジネスが成立するための本質そのものが否定されている今日、この危機的状況を脱するための新しい事業をどのように開発し展開していくかはまさに業界全体が解決しなければならない課題なのである。これからの余暇消費の主役である学生諸君の新鮮で斬新なアイディアを鰍iTB法人東京の社員の方々と一緒に探りながら、新しい余暇時代の新しい価値システムを築いていくことが本講座の基本目的となる。
2.授業内容
 全授業回数15回のうち、初回は担当教員による講座概要に関する説明が行われる。次の5回は、鰍iTB法人東京の事業開発部長である久保田達之助氏を中心にしながら、旅行業界の現状や現在の戦略的課題等が説明される。その後に課題整理や解決テーマ数に応じたグループ分けを行い、各グループごとに新しいアイディアの探索のための討議や関連業界へのヒアリング調査、そしてアイディアの整理と新戦略の策定作業を8回に渡って行う予定である。最終回はまとめを行い、これまでの成果を鰍iTB法人東京社内での発表会を開催する。

 1回目  4月15日 6・7時限目
 2回目  5月 6日 6・7時限目
 3回目  5月20日 6・7時限目
 4回目   6月 3日 6・7時限目
 5回目  6月17日 6・7時限目
 6回目  7月 1日 6・7時限目
 7回目  7月15日 6・7時限目
 6月中旬 発表むけた検討会ないし企業見学会を予定(1回程度)
3.履修の注意点
  企業や地域の方々との共同作業が中心となるので、社会人とのコミュニケーション・マナーに留意すること。各人のグループ内における役割と責任を明確にし、他のメンバーに迷惑をかけないようにしなければならない。
4.教科書
 開講時に指定する。
5.参考書
 開講時に指定する。
6.成績評価の方法
 グループワークへの参加状況、主体的な係わり合いの程度、中間報告や最終報告の内容などを総合的に判断して評価する。目安として通常点(出席および積極的参加度)40%、報告に向けた議論30%、最終報告30%としている。
7.その他
 なし