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平成20年度大学教育改革プログラム合同フォーラムに参加しました!!



 平成21年1月12日、パシフィコ横浜にて「平成20年度大学教育改革プログラム合同フォーラム」が開催されました。この催しは、文部科学省が国公私立大学を通じた大学教育改革を積極的に支援する各プログラムに選定された取組が一堂に会し、積極的な意見交換や議論を交わすことにより、その取組の教育的財産の共有を図ることを目的としています。フォーラムは、「基調講演」、「パネルディスカッション」、「各プログラム別の分科会」及び選定された取組を紹介する「ポスターセッション」から構成され、商学部は「ポスターセッション」に参加しました。

 明治大学ブースでは「地域・産学連携による自主・自立型実践教育」のポスターを展示し、取組の内容や学生の活動内容をまとめたDVDを放映しました。学校関係者の方々からはプログラムの内容に関する質問が多くあり、特に3つの特別テーマ実践科目に関する質問、「沈黙する学生」を「見える学生」にするにはどうすればよいかという質問が多くありました。また、現代GPの時に学生が作ったパンフレットが良かったので取り寄せたという嬉しいお言葉や、現代GPの成果を教育GPに移行した内容で、従来の実績を活かし継続性を感じますという意見もいただきました。

 

担当者コメント

 明治大学商学部は継続して学部単位でのGPが採択されていることもあり、多くの方がブースに来訪され、熱心に取組について耳を傾けていらっしゃいました。取組の概要をまとめたDVDを200枚用意していましたが、セッション終了の1時間前には配布が終了してしまったことからも、本取組に対する注目度の高さがうかがえると思います。本取組が目指している「見える化」に対して多数の賛同が寄せられたことは、本取組での問題意識が多くの大学で共有されているということを暗示しており、そうした他大学との連携も今後模索する必要があるように感じました。
 また、明治大学のOBやOGの方たちも多数来訪され、温かいお言葉や心強いエールをたくさん頂戴いたしました。

(取組責任者:福田康典)

参加者感想

 当日は、多くの大学・短期大学・高等専門学校が出展しました。展示内容は、医療関係、環境教育、英語教育など様々でしたが、どの取り組み内容も大変すばらしいものでした。明治大学からは多くの関係者が出席し、学校関係者の方と意見交換する機会が多く見られ、活動内容を詳しく伝えることができたと思います。また、学生活動内容のDVDを配布していたのは明治大学のみで、参加者の方々からは大変好評でした。
 今後も、情報発信をこまめにしてHPで学生の活動内容を更新し記録していくことが大切だと改めて実感しました。
 成果をどのように判断し、評価するかが難しいのではないのかという意見をいただきましたが、担当教員と外部専門家支援委員会の話合いの場を多く設け、プレゼン内容や学びのプロセスのアドバイスをいただくことを重点的にすることが重要だと感じました。

当日のQ&A

 Q.対象学年は何年生ですか?
 A.1〜4年生までです。

 Q.対象学部は何学部ですか?
 A.商学部です。今まではゼミをベースに活動を行っていましたが、ゼミに所属していなくても誰でも履修できるような特別テーマ実践科目を設置しまし
  た(半期2単位)。

 Q.履修学生の人数は何人ですか?
 A.2009年度は19クラス(1クラス20人〜30人)の予定です。

 Q.履修した学生に対しての評価はどのように行いますか?
 A.教員と、外部専門家支援委員会(外専委)とで行います。教員から見て良い評価であっても、外専委の意見が違ったら話合う形で評価します。
  教員だけの進め方や評価にならないように外専委の意見を取り入れて3者が共有できるようにします。クローズドな評価ではなく、良い・悪いを明確
  にして”見える化”にしていく予定です。

 Q.成果報告はどうしていますか?
 A.前期と後期の2回、成果報告会を行います。

 Q.今回採択されていますが、以前も採択されたことがありますか?
 A.平成17年度現代GPに採択されました。

 Q.学生がテーマを設定することはないのですか?
 A.学生にテーマを申請させる、自主テーマ型の特別テーマ実践科目を開講する予定です。

 Q.受託テーマ型はどのように学外組織とコンタクトをとって活動していく予定ですか?
 A.明治大学出身の方にお願いしたり、明治大学に関係の深い方を通じて運営していく予定です。

 Q.確実に学生は成長するのですか?
 A.ひととおりの流れを掴むと基礎的な勉強になります。履修する前と後では学生の見方が違ってきます。前期と後期でそれぞれ報告会があり、プレゼ
  ン力もつきます。

 Q.沈黙する学生達をどうしたら良いですか?
 A.大半の学生が、社会にでた時に自分から行動せず、待ってしまいます。学び自体をデジタルコンテンツ化して自分達が何をしてきたか自分達を見直
  し、考える機会を作ります。

 Q.テーマはどのようなものがありますか?
 A.2008年度は、「地域ブランド」、「千代田学」、「空き店舗におけるマーケティング実習」、「商店街振興」、「金銭教育」、「南信州地域振興」の特別テ
  ーマ実践科目を開講しました。