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明治大学・美浜北小学校連携による伝統的工芸品の接点作り

2009年12月1日(水)、特別テーマ実践科目「伝統的工芸品のマーケティング」(担当:福田康典准教授)の受講生7名は、千葉県浦安市美浜北小学校5年生35名を対象に千葉県の伝統的工芸品である「房州うちわ」の作成体験教室を開催した。

当日の様子

この試みは、フィールドでの実践を主眼とする特別テーマ実践科目の授業の一環として行われたもので、このクラスに与えられた課題は「伝統的工芸品の接点作り」。この課題に対して学生たち自身が企画から実行までのすべてを担当し、房州うちわの認知向上、伝統の次世代への伝承、そして家族の会話の中での話題づくりという3つの目標をたて、事前学習、体験教室、事後学習という3段階の接点作りを企画・実践した。企画の実施に際しては、小学校関係者を始め、小学生の父兄などが足を運び、学生と小学生の間の和やかなやり取りに頬を緩ませていた。
  また、事後学習として企画した「房州うちわキャラクターコンテスト」は、館山市や南房総市などの協力を得て現在進行中だそうだ。

学生の声

この授業は計画・準備・実行全ての段階を自分たちで行わなければならず、頭を抱えることが度々あり、考えをかたちにすることの難しさを改めて実感しました。マーケティングの要素を取り入れ、単なる体験教室だけでなく事前学習と事後学習を行うなど工夫を凝らしました。この授業を通じて、相手の視点に立って考え行動することの重要性、一人一人が責任感を持つことがいかに大事かなど様々なことを学びました。(3年関口)

「人を巻き込め」最初の授業で先生に言われた言葉です。小学校でのうちわ体験教室、キャラクターコンテストなど人に発信することで世界が広がってく過程を体験することができました。まだ活動の途中ですがこの体験から学んだことを次に繋げていきたいと思います。(3年豊田)