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韓国同徳女子大学との大学間協力協定締結

オープンサイバー大学訪問

2005年2月17日,本学納谷笏学長は同徳女子大学(韓国・ソウル市)を訪れ,本学文学部文学科ドイツ文学専攻ならびに国際交流センターを中心に交渉・協議を重ねてきた,本学と同徳女子大学との学術交流協定書への署名を行なった。
 同徳女子大学からは,ソン・ボンホ総長ほか多数関係者が参加し,学術交流を中心とした幅広い分野での大学間協力協定が発効した。協定期間は,五ヶ年を一期間とするもので,同協定書には双方の教員・研究者の受入れを促進すること,共同研究・共同発表の促進,学生交流の実施などを積極的に行なっていくことが明記されている。
 同徳女子大学は,韓国内での有力私立女子大学で,英語教育,日本語教育など言語教育に力を入れ,特にマルティメディアを利用した言語教育においては韓国内でも定評がある。
 当面は研究者が中心の交流になるが,近い将来は,学生交流も開始される予定である。今回の協定締結により,本学の協定校数は学部間交流も含め,17カ国・地域35大学となった。




 
また,納谷学長は,同じくソウル市内にあるオープンサイバー大学(以下,OCU)も訪れた。OCUは韓国の14大学と2つの機関が共同出資して2001年に開校した大学で,IT先進国の韓国において最初の4年制サイバー大学である。本学は現在,ユビキタスカレッジ(通信教育課程)設置の検討を進めており,OCU が行っている少人数での学校運営や優秀なコンテンツ製作などは非常に参考になるものであった。その際に韓国の毎日経済新聞社からの取材を受け,2月20日付けの同新聞紙面を飾った(以下が紙面の一部です)。


納谷明治大学学長,サイバー大学を視察

日本の名門私立大学の明治大学納谷笏学長は,ソウル鐘路のOpen Cyber Universityを訪問した。明治大学は,来年度eラーニングを利用した授業の運営を検討している。納谷学長がこの度,OCUを訪れたのはIT先進国の韓国でインターネットの活用教育を視察するためである。午前中から続いた視察や説明会などで忙しい日程にもかかわらず, 学長は疲れも見せず熱心に耳を傾けメモを取った。



 
「明治大学では現在三万三千人の在学生のために学内のオンライン講座が開設されているが,これからは社会人に開かれた教育が必要な時代です。」彼はキャンパスに限られた教育から離れ,日本全国ひいては全世界に教育を行うグローバル発信地として明治大学を位置付けるのが目標だと述べた。納谷学長は昨年9月,韓国を訪問した明治大学の学長室の政策委員たちに韓国の14の大学が共同出資して2001年開校したOCUに関する報告を受けて深い関心を持つようになった。特に,少ない人数で円滑に行われる学校運営,優秀なコンテンツの製作過程に関しては「羨ましい」と感心した。「日本はまだ韓国のように小,中,高校生のためのオンライン教育が活発に行われていません。最近,日本の政府でもこのままでは韓国に遅れをとるという危機意識から韓国のe-learning政策のような“e-Japan”政策を立て,小,中,高校に支援を始めました。」           
 明治大学は1881年に法律学校として設立されただけに,ロースクール専門職大学院に対する考え方も特別だった。「ロースクールは単純に法律家を量産するのではなく,大学と社会を繋げるための人材を輩出するためのものです。」彼は,日本では司法試験だけのために勉強をして法律家になった人たちは国外に進出するとき,実質的な助けにならないということを企業から指摘されて,企業が政府を動かしてロースクールを作ったという説明を加えた。「昔の教育方法ではもう社会が望む人材を大学が育てることができません。サイバー大学などIT技術を活用した教育を拡大しようとすることも改革のための努力です。」

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