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更新日:2007.4.3 バックナンバーへ
2006年度卒業式 7760名の巣立ち
「明治魂で、王道を歩め」
朗々と答辞を読み上げる尾ノ上瞳さん

 2006年度明治大学・同大学院卒業式が3月26日、東京・日本武道館にて挙行された。学部生6795名、大学院(前期・後期)584名、大学院(専門職)381名の総計7760名が晴れやかな姿で式に臨んだ。

 当日東京では最高気温が20度を超えるほどの4月中旬並みの陽気となり、まだつぼみの多かった日本武道館周辺の桜もところどころで咲きはじめ、新たなスタートを切る卒業生たちに花をそえた。


卒業生にはなむけの言葉を述べる
納谷廣美学長
 式典では学位記が授与され、納谷美学長が壇上にあがり告辞を述べた。納谷学長は、現在の効率性ばかりが優先されている日本社会を憂い「みなさんには『人間らしく生きる』ための原点を忘れないでいただきたいと願っています」と呼びかけた。そして論語に出てくる「行不由径」を贈る言葉とし、「小さな道や裏道を通らずに、大通りを歩く、すなわち『人生の王道を歩いてほしい』」とはなむけの言葉を述べた。

 続いて長吉泉理事長が「時には失敗し、挫折の危機を味わいながらでも、その先にあ る大きな成果を手にするため、物事に正面から向き合い、力強く、着実に前進し続けてほしい」と祝辞を述べ、さらに「みなさんにはこれを実践できるだけの『明治魂』が、真の人間力が宿っているはずです」と卒業生を激励した。

 卒業生を代表して尾ノ上瞳さん(政経)が答辞に立ち、明日何が起こるかわからない状況のなかに飛び立っていく自分たちにとって、最も重要なことは「自らの行動指針を確立すること」とし、明治大学での生活において「幅広い教養と豊かな人間性、そして自らが学ぶ力を身につけ、『個』を認め、『個』を培うことができたのは、何よりも得がたい経験だったと思います。このことはこれからの時代を力強く生き抜こうと決意する私たちにとって、大きな財産になることを確信しています」と述べた。さらに教職員や家族への感謝を表し「明治大学が知的創造、文化の継承、そして人格の陶冶の使命を担い、さらに発展されることをお祈りいたします」と結んだ。

 引き続き連合父母会教育振興賞、校友会表彰、スポーツ表彰が行われ、応援団が登場。この日のためにスペシャルバージョンの応援歌を披露し、満場の卒業生たちへ熱いエールを送った。最後には参列者全員で校歌を斉唱し、盛会のうちに閉式をむかえた。






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