明治大学は、生田キャンパス(神奈川県川崎市多摩区東三田1−1−1)内にある旧日本陸軍「登戸研究所」(正式名称:第九陸軍技術研究所)を、「登戸資料館」(正式名称:明治大学平和教育登戸研究所資料館)として開館し、4月7日(水)から一般公開を開始します。旧日本軍の研究施設をそのまま利用したミュージアムとしては、全国唯一のものとなります。
登戸資料館として開館するのは、戦前に登戸研究所の施設だった生田キャンパス36号棟です。これまで農学部の実験施設として使われてきた平屋建て鉄筋コンクリート製の建物(約360平方メートル)で、昨年から開館に向けての改修が進められてきました。内部は5つの展示スペースに分かれており、風船爆弾の開発▽生物化学兵器の開発▽中国紙幣の偽造―など、登戸研究所で行われた研究・開発についての展示がテーマごとに構成されています。
戦争においては必ず存在する秘密戦や謀略戦と密接に関わった登戸研究所の全貌を後世に語り伝えていく事は、大学が平和教育・歴史教育・科学教育の発信地としての一端を担い、社会に広く貢献する事にもつながると考える次第です。
3月29日(月)には、大学関係者や登戸研究所の保存を求める地元住民らが出席しての開館記念式典が現地にて開催されます。
<登戸資料館 開館記念式典>
日 時: |
3月29日(月) 11:00〜 |
場 所: |
明治大学 生田キャンパス 登戸資料館(36号棟) |
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【登戸資料館 一般公開について】 ※4月7日以降
◎開館時間は、毎週水・木・金・土曜日の10:00〜16:00です(入館無料)。
◎10人以上の団体見学、日曜日の見学については、事前予約が必要となります。
【登戸資料館 予約・連絡先】 tel: 044−934−7993
e-mail: noborito@mics.meiji.ac.jp |
生田キャンパスアクセスマップ |
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