明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム
広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-
本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」
明治大学現代GPニュース 第2号 平成17年12月1日

PDFPDF版
山下洋史運営委員(プロジェクト10責任者)挨拶
 今年度、文部科学省選定の現代GP=Good Practiceに、明大商学部の「広域連携支援プログラム−千代田区=首都圏ECM(Education Chain Management)」が採択されたことは、商学部にとって大きな喜びです。これを記念して、先日「商学部フォーラム」が盛大に開催されました。このフォーラムでは、千代田区長のご講演もあり、参加者は非常に熱心に耳を傾けていました。ここからも今回の現代GPに対する関心の高さをうかがい知ることができます。現代GPの主役は「学生」ですので、多くの学生の参加を期待しております。

プロジェクト2   IT機器を利用しての広域的コミュニティ作り」 (担当:横井勝彦)
【 日時 】
11月12日 千代田区高齢者センターにて参加者を募集しました。予想されていた以上に高齢者が協力的で、1日で目標を達成しました。
11月14日−18日  応募していただいた高齢者にアポイントをとり、東芝関係者と戸別訪問をしました。アンケー トにも答えていただきました。
11月17日 東芝との打ち合わせを実施しました。 コンテンツの内容について話し合いで、ライブ中継をお昼にやり、 落語研究会などのパフォーマンスも行うことを検討しました。

11月18日

13:00-15:00千代田区高齢者センターより希望者を募り、明治大学 バスツアーを実施しました。大学内は、リバティタワーの23階ホ ール、17階学生食堂、1 階ロビーを見学し、その後ふれあい神田 市場を見学しました。高齢者の方々は大喜びでした。

【 参加者・協力者 】
千代田区高齢者センターにて募集:学生参加 2名
高齢者への電話と戸別訪問:学生 数名にて実行。
明大ツアー:高齢者センターのお年寄り 30名
学生参加 6名

 

リバティタワーにて   ふれあい神田市場にて

【 参加者の感想 】
明大ツアーは、好評の第2弾ということもあって、たくさんの方が参加されました。最初に、リバティタワーの高層階を見学した高齢者の方たちは、千代田区を見下ろしながら昔話に華を咲かせたり、「いやーりっぱな所で勉強してるんだね。」「うちの孫4人も明治大学を卒業したの。」と驚きながらもうれしそうな様子でした。今回は食堂でお茶をする時間がなかったのでまた機会があれば来てほしいです。そして、お待ちかねの神田ふれあい市場の八百屋では、ここぞとばかりにリュック持参でたくさん野菜を買い込もうとするおばあちゃん達で、レジ前には長蛇の列が・・。大丈夫かな?と心配をよそに、学生が慣れた手つきでレジで打ち、どんどんお客さんを裁いていく姿に、さすが日頃から鍛えているだけあるなーと感心させられました。「この納豆美味しいですよ。」とか「キムチが好評ですよ。」と言うと、「そうなのー?」 とすぐお買い上げくださり嬉しかったです。学生達もふれあい神田市場の説明をしたり、重い荷物を持ってあげたり活躍していました。ツアーの最後に担当の先生が「リクエストに答えられ宿題を果たせた気分です。」という挨拶には拍手が起こりました。「 本当にありがとうねー」という笑顔をみると、ほっと心が和らぎました。

【 備考 】
IT実験公募:募集は明治大学ホームページで公募。またチラシも作成し配布しました。
明大ツアー:募集は明治大学ホームページで公募。またチラシも作成し配布しました。


プロジェクト5  食文化が結ぶ地域連携」(担当:水野勝之)

習志野市「平成17年度商店街活性化研究プログラム事業」対象研究室に採択されました。

【 日時・場所 】
11月 3日(京成実籾駅前)    実籾ふるさと祭にて明治大学のブースを出し、こんにゃくを販売しました。
11月 18日(於習志野市役所) 習志野市「平成17年度商店街活性化研究プログラム事業」の中間発表を
                    ポスターセッション方式で行いました。
                    高齢者に優しいメニューの冊子(「習志野市コミュニティロード商店会−地
                    域と力を合わせて安心・便利な商店街へ」)を展示しました。プログラム委
                    員長より絶賛を受け、21日の習志野市全商店会の会議での発表をするこ
                    とになりました。

【 参加者・協力者 】
主 催 :習志野市商工振興課
参加者:千葉県内(明治大だけ例外)の7大学10研究室。 千葉大、千葉工大、日大、千葉経済大、明海大など。

 

習志野商店街にて   習志野市役所にて

【 参加者の感想 】
今回の水野ゼミの学生達は、「行動力」を大切にしているそうです。「うちほど動いている所は珍しいのでは。」 とコメントしていたとおり、20〜30回も現地に通ったという学生のやる気を感じさせられました。頭で考えたりすることはいくらでもできるけど、実際それをすぐ行動に移し、結果を出すということは、なかなか出来ないものです。商店会のパンフレットは対象者の高齢者向けに、見やすくレイアウトし、字も大きめにしたりと工夫を凝らしていました。更に今回参加した閲覧者からはいろいろな感想やアドバイス、激励を頂いていたようで、勉強になったのではないでしょうか?これからの学生の活動では、商店街でお年寄りが物を購入するだけなく、参加してもらい、人の通じ合える空間を作って行きたい、商店街に来て楽しんでもらいたいという思いを十分に発揮してほしいと思いました。ゼミの皆さんが考えている具体的な案としては、健康につながること、公民館・公園の活用、子供とお年寄りが交流できる場を作りたいということでした。また再度商店街で高齢者の参加できるイベントの実施も計画しているようです。7人のメンバーで力を合わせてがんばっており、2月のプロジェクト報告を楽しみです。


プロジェクト7  「学生による金銭教育の実践」 (担当:富野貴弘、横井勝彦、水野勝之)

【 日時・場所 】
11月18日    10:00−12:00 昌平小学校総合学習での学生のよる金銭教育において、実際の野菜販売
(明治大学、   を行いました。ふれあい神田市場から各グループとも約3万円分の野菜を仕入れました。
神田商店会、  5年生36人の生徒を3グループに分け、3箇所にて販売しました。明治大学前と昌平小学
明治大学)   校は1時間で完売し、補充を行った神田も順調な売れ行きでした。

【 参加者・協力者 】
主催:明治大学、昌平小学校
協力:ふれあい神田市場 、
後援:神田ふれあい通り商店会、群馬県嬬恋村

 

昌平小学校前にて   アカデミーコモン前にて

【 参加者の感想 】
小学を3グループに分かれて販売でしたが、それぞれ工夫して競い合っていました。子供たちの「 いらっしゃいませー!」と言う声と混ざって、「 忘れないでちゃんとお金もらってよー。」 とハラハラしている先生(大学生)の声が飛び交っています。呼び込みでも、始めは恐る恐る通行人に声をかける子供たち。そしてお店への引き込みへ成功すると、鼻高々でヤタッーと小走りで仲間の所に報告に行く姿が、とてもかわいらしかったです。最後のほうでは、売れ残った野菜をひとまとめにして、「 カレーセット(人参、ジャガイモ、玉ねぎ)でお得ですよー。」とプロ顔負けの才能を発揮する子もいました。将来が楽しみです。感想を聞いてみると、子供達は「100円を稼ぐのって大変だということがわかった。」 と、いつも簡単に使ってしまう100円の重みを実感しているようでした。先生(大学生)も工夫して、子供たちに商品の料金設定をさせたり、呼び込み、販売、レジ係とすべての分野が担当できるように、ローテーションを組んだりしていました。お客さんは、珍しい子供達の八百屋にニコニコしながらたくさん買って行ってくれていました。
短い時間で慌しい中ではありましたが、子供、大学生、地域の人、それぞれが新しい経験、知識を得ることができたのではないかと思います。

【 備考 】
ポスター、ちらしも小学生と明治大学学生が作成し、リバティタワー等各に掲示しました。

前のページに戻る チェーンプロジェクト概要GPニューストップページ │ このページのトップへ
明治大学トップへ 商学部トップへ 生涯学習・学校教育 文部科学省
Copyright (C) 2005 Meiji University, All rights reserved.