地域経済連携支援講座4の第3回は、11月12日に新宮市長・佐藤春陽氏にお越しいただいて行なわれました。新宮市には、世界遺産登録をされた「紀伊山地の霊場と参詣道」のうち、熊野参詣道や熊野速玉大社などがあります。
まず、新宮の歴史と人物、芸術、文化についてお話いただきました。徐福とそのゆかりの徐福公園、新宮十郎行家、水野忠央とそのゆかりの新宮(丹鶴)城跡、新宮ゆかりの文人である佐藤春夫、中上健次など、また国指定天然記念物や地域のまつり、さらにサッカー日本代表のエンブレム〈ヤタガラス〉、そして登録された世界遺産についてお話を伺いました。
そして、世界遺産の効果のお話。世界遺産によって、市民は故郷への誇りを持つと同時に、故郷に「みがき」をかける心を持った、ということでした。
さらに、新宮市では「もてなし体制の強化」を図っているそうで、これには7つのポイントがありました。
1.観光協会の事務局独立と、民間人による局長専任化 2.まちなか観光情報センターの設立 3.観光ガイドの会を発足 4.よくばりツアーの創出 5.まちなか案内所の設置 6.おかしマップの作成 7.地産地消の促進⇒よりローカルに
という7つを挙げられました。
最後に、「住民との協働で身の丈にあった成長を目指したい」と述べられ、佐藤市長の講義が締めくくられました。 |