受講者による発表「私のこころの世界遺産」ということで、さまざまな地域が挙がりました。発表で挙がった地域は主に以下の通りです。
1.空知炭鉱遺産群
2.長崎キリシタン協会群・西洋貿易施設群・原爆関係諸施設および関係資料群
3.松島
4.浅草界隈・浅草寺・仲見世 etc
これらについて、発表のあとディスカッションを行ない、前回までの首長、首長経験者のお話も踏まえると、今回のテーマ「世界遺産と地域活性化」に新たな視点が生まれ、以下の4点としてまとまりました。
1.市民の理解が必要で、協働しなければならない(生活の場が世界遺産登録される場合は特に)
2.地域の活性化は観光の量の拡大ではなく、質の向上が必要(意識の高いリピーターの獲得)
3.地元の大学、NPOなどとの協働と、継続的な活動(大学、NPOなどが接着剤となり、各種機関と連携を深める)
4.自然や文化を守ることの大切さに気づくきっかけが、世界遺産登録されることによって得られる
「『世界遺産登録を目指すというのはどういうことなのか』という疑問を各々が考えていく、きっかけ作りになった講座でした」と水野教授が最後に締めくくられ、地域連携支援講座4は幕を下ろしました。 |