明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム
広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-
本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」
Proj.3 「ぼうさい探検隊」でボランティア体験!

 プロジェクト3がついに本格稼動です。千代田区との「大規模災害時における協力体制に関する基本協定」におけるボランティアの具体的活動について研究をはじめる第一歩として、中村ゼミ生と中林ゼミ生7名が(社)日本損害保険協会主催の「ぼうさい探検隊リーダー養成講座」に参加し、ボランティア活動を体験しました。

 「ぼうさい探検隊」では、小学生が自分の居住地域周辺を大学生ボランティアのリーダーとともに探索し、危険な場所や防災施設・設備を、楽しみながら自ら発見していきます。そして探索の成果を「防災マップ」にまとめ発表することで、防災意識の向上とコミュニティーの強化を目指しています。

 「ぼうさい探検隊リーダー養成講座」は3月24日(金)、25日(土)の2日にわたり実施されました。24日には、日本損害保険協会の担当者から、大規模災害の現状と防災についての基礎知識、ぼうさい探検隊の概要について、(財)市民防災研究所の研究員より、ぼうさい探検隊を実施するうえでの留意点についてのレクチャーを受けました。

 25日には「ぼうさい探検隊」のリーダーとしてボランティア活動を実践しました。2チームに分かれ、他大学の学生とともに両国地区の小学生17名を引率し、午前中約90分かけて地域を探索しました。午後は、小学生を中心として大学生はサポート役にまわって、1時間強でマップ作りを行ないました。マップ完成後は班ごとに発表会を実施し、参加者それぞれが新たな発見を実感しました。

「ぼうさい探検隊リーダー養成講座」に参加

「ぼうさい探検隊リーダー養成講座」に参加

■参加学生の感想 (商学部3年 池田 澄江)
「ぼうさい探検隊リーダー養成講座」に参加 子供たちとの街歩きは、我々大学生にとっても非常に勉強になるものでした。子供たちに街中の消火栓や防火水槽等の設備について説明する際には、それらを「何のために、どのように使うのか」を改めて考えさせられたし、実際の備蓄倉庫の見学や、防災に深く関わっている方からのお話を聞くこともできました。備蓄倉庫に用意されているいくつかの物資には昭和○○年(用意された日の日付)と、私が生まれた年よりも前の日付が記載されていて、ずいぶん前から防災へのしっかりとした取り組みがあることを知りました。私たちはそのしっかりとした基盤を生かして、災害時千代田区が抱える問題点を軽減するためには何ができるのか、を研究で明らかにしていきたいと思いました。

■参加学生の感想 (商学部3年 盛田 啓人)
「ぼうさい探検隊リーダー養成講座」に参加 何もわからない状態で初日の説明会に望みましたが、日本損害保険協会の方々がわかりやすく、かつ優しく教えてくださったので、不安を抱えることなく2日目のぼうさい探検隊に参加できました。
 当日は子供たちが楽しそうに作業をしてくれたので滞りなく進みました。また子供たちと一緒に町を探険したことで自分の知らなかったことや、気づかなかったことを発見出来、大変ためになりました。これを機に子供たちも防災に関する関心を持ってくれたら幸いです。

■参加教員の感想  (商学部 中林 真理子)
 参加前は消極的だった学生が、プログラムが進行する中で徐々に積極的になっていくのが良くわかりました。小学生とすっかり打ち解け、学生たちは楽しみながら災害関係のボランティア活動の趣旨を理解してくれたようです。プロジェクト3が2006年度の目標の一つとして考える「防災教育のボランティア活動を通じて、教育力とコミュニケーション能力を育てること」につながる成果だったと思います。  今回の講座を通して、防災・地域防災・ボランティアといったさまざまな分野の専門家の方々との交流の機会を持ち、防災に関する知識とネットワークを広げることができました。そして同時に、大学における防災教育や災害対応活動に対する周囲の期待の大きさを実感しました。

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