明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」
商学部シンポジウムで〈なごみま鮮果〉と〈GPOC〉の発表がありました!

6月21日、商学部シンポジウム-実践型教育プログラムの構築に向けて-が開催されました。
そのなかで広域連携支援プログラム【現代GP】関連プロジェクト〈なごみま鮮果〉と〈GPOC〉の発表がありました。なごみま鮮果の発表は、店長であり、三浦市営業開発課職員の石川博英氏、GPOCの発表は代表の水野ゼミ4年生・荒井健太君が行ないました。
シンポジウムのサブタイトルには「実践型」とあるとおり、広域連携支援プログラム【現代GP】は学生の実践の場です。なごみま鮮果で行なわれた実践型の教育、GPOCが行なった実践的な取組、両者についての発表の概要をご覧下さい。

シンポジウムの様子

Proj.6■なごみま鮮果 「空き店舗事業への学生参加-「なごみま鮮果」の経験-」

なごみま鮮果の開店2周年を翌週に控え、「deどうなの?」をキーワードに発表が行なわれました。なごみま鮮果の概要説明から、まず、まち(神田)の活性化について発表されました。
まちの活性化については、近隣に肩を並べるまちづくりということで、秋葉原や丸の内にない神田の魅力について、老舗・本物・青年部活動の情報発信をしていけば楽しいことができる、という話でした。なかでも、老舗については、顧客の世代交代がうまくいっていない、ということがあり、これを三本の柱で集客を図る、ロジヨコライブ・カンダフル・ロジヨコjpについての説明がなされました。
ロジヨコライブは、神田地区の大人のミュージシャンが路地横で定期的に開催しているライブで、カンダフルはまちの人の声を発信するフリーペーパー、ロジヨコjpはビデオニュースなどを配信するwebサイトです。とくに、ビデオニュースはまちの人に直接話をしてもらう様子を動画で配信しているサイトで、神田の地域住民の生の声を聞くことができます。これらの取組は、千代田まちづくりサポートの「まちづくりサポート大賞」を受賞しました。
そして、神田は変わったか?という話に移り、まだ数値として表れていないが、(独自のイベントにより)新しい風が吹いた、と表現されました。今後の展開としては、まちの人材育成ということを掲げ、地域住民に活性化への意識付けを働きかけ、さらにはこれらの事業をパッケージ化して他地域活性化への移植という構想があることが明らかにされました。
次に、三浦市の地域活性化についての話がありました。千代田区との連携強化による、三浦市の観光需要の増大を目標とし、それには首都圏での三浦市の情報発信機能が大切で、それになごみま鮮果が役割を果たす、なごみま鮮果を通じて、学生によるまちのイメージ創りと、人と人とのふれあいによる発信を行なっていく、ということでした。
学生による取組としては、昨夏にはなごみま鮮果と三浦市のプロモーションビデオが製作され、その出演から活躍が始まったマグオくんが誕生しました。さらに、春に刊行されたGPOCによる「Chain」では、三浦市の風力発電の風車が表紙を飾りました。これら学生によるイメージ創りと既存の地域資源で「あったかいまち」を目指すのだそうです。
三浦市の将来像として、環境配慮都市としてのイメージ作り・なごみま鮮果来店者の方々の共感・産業誘致シミュレーション・新エネルギー・一次産業の商品が高付加価値で売れるブランド産地作りといった構想が話されました。
最後に、「学生が考える三浦イメージが世界を変えるかもしれない」、「シーンとシーンの積み重ねでドラマが生まれます」という言葉で締めくくられました。

ロジヨコjp : http://rojiyoko.jp/

なごみま鮮果店長・石川博英氏
ただのアンテナショップではありません!
まちづくりサポート大賞の賞状
forum■GPOC 「GPOC活動紹介・参加募集」

GPOCの発表は、概要説明から行なわれました。広域連携支援プログラム【現代GP】の各プロジェクトがゼミナール単位で行なわれていて個別になりがちなところを、ゼミナール間で連携し、プロジェクトの相乗効果と活性化を図るというねらいのもと結成された「連携運営組織」がGPOCである、という説明がなされ、次にこれまでの活動が紹介されました。
昨夏の神田夏フェスで行なった、親子参加型ゲーム。これは、ゲーム参加者の評判が大変良く、フェスティバルの運営者から今年もGPOCの参加を依頼されているそうです。
また、学生による学生のための広域連携支援プログラム【現代GP】・活動報告書「Chain」。これは、昨年末から春までかけて企画・編集・刊行されました。新入生ガイダンスで全員に配布され、そこでの発表もあり、新入生にさまざまなプロジェクトをゼミナールで行なっていることのアナウンスとアピールになりました。さらに各種のGPを行なっている他大学すべてに送付され、明治大学商学部の取組を広く知らせることができました。
GPOCの構成メンバーは、いくつかのゼミから参集していますが、すべて4年生ということがあり、ゼミナール間連携での取組がうまくいったことから、次の代に活動を引き継ぎたいと考えています。そのため、「何かに夢中になる大学生の時期に、夢中になるものがなければもったいない。GPOCの活動に興味がある学生はぜひ参加を」と訴え、最後に「Chain」記事中の福宮商学部長の言葉「できないと言わず、どうやったらできるかを言おう!」という言葉で締めくくりました。

GPOC連絡先 : gpoc2007@yahoo.co.jp

GPOCによる活動紹介
地域活性化の説明

■来場者アンケートより
・活動的な学生の姿を拝見できました。机上の勉強に捉われない姿勢を私も見習いたいと思います。
・なごみま鮮果の活動報告が、とても印象的でした。いままでまちおこし・活性化などにあまり知識がなく、
 なじみのないものだと思っていたのですが、私たちが主役だ!というメッセージに心を動かされ、関心がわきました。
・学生が創りあげるイメージが世界を変えるかもしれない、というなごみま鮮果の話を聞き、GP(の取組)のすごさを感じました。
・GPOCについて、ゼミナール協議会以外にも商学部ゼミナールの横のつながりを図る組織があるとは知りませんでした。
 広域連携支援プログラム・現代GPの視点からも学生同士のつながりが深まれば、と思いました、
・GPOCなど学生の活性化を目的とした学生団体組織の活動報告や計画を話す機会を増やして欲しいです。

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