学生たちが店頭に立った最終日、12月12日に「野菜つめ放題」のイベントを行ないました。ふれあい神田市場は、広域連携支援プログラム【現代GP】の最初期から、神田地区に少なくなった青果店として、地域の方に親しまれてきました。その感謝の意味をこめて、ビニール袋にめいっぱい野菜をつめると、定価にして1,000円ほどになるところを、1袋300円の「つめ放題」で販売しました。
販売が始まった午後1時を過ぎると、早くも次々にお客様が来店し、お買い上げくださいました。地域の主婦の方や、近在のオフィスの方、またおとなりの飲食店からも買いに来てくださり、BtoCだけでなくBtoBも成立していました。
今回のイベントは、お客様に対しては謝恩セールの意味合いがありますが、学生たちにとっては、最後の研究実践の場です。
先輩たちが残してくれた研究データ、「金曜日の午後1時からが、売り上げが伸び悩む」、「お客様にとっては安くまとめ買いできることに高いニーズがある」ということをもとに、今回の販売が計画されました。
さらに、「野菜つめ放題」は一昨年も行い、そのときは午前中から販売し始めたら一気に売れてしまい、あとから来店したお客様が買えなかった、ということが反省点として活かしました。
売れ行きはたいへん好調で、「うれしい、来てよかった」という声が数多くあるなかどんどんと野菜が売れてゆきました。
今回の目玉商品はサトイモでしたが、値ごろだということがお客様にも分かり、販売開始から1時間しないうちにサトイモは完売となりました。
ふれあい神田市場に携わる学生は水野ゼミの4年生ですが、このあと論文を完成させ卒業です。今回のイベントを研究材料として持ち帰り、商学部4年間の総決算となる論文を書き上げることでしょう。 |
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