明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」
Proj. 7 「学生による金銭教育(in浦安小)」2007年度授業予定の組み立て進む

富野ゼミナールは、浦安小学校5年生と地域活動を通した金銭教育を行っています。今回は「正しい勤労観を学ぶ」というテーマのもと、働くことの大変さや楽しさ、達成感を小学生に学んでもらい、さらに、「商品を売る」ために必要な4つの要素(材料・価格・広告・サービス)をあげ、授業を展開していく予定になっています。10月21日、22日に予定されている市民フェスティバルでの実践販売を含めて全6回にわたる授業が設定されています。

今回、より詳細な授業内容の組み立てを行い、浦安市民フェスティバルでの販売を成功させるために、8月2日、3日に浦安で現地調査合宿を行いました。

浦安市役所
■調査経過報告

調査合宿1日目(8月2日)は、市民フェスティバルの場所の下見班、浦安市民フェスティバルに必要な情報を市役所にヒアリングする班、フローチャートに必要な材料を探し作業する班の3グループに分かれて行動しました。その後、合同でミーティングをし、この日各班が行ったこと、得た情報を交換しました。続いて、フローチャート、広告・チラシ、マニュアルを班に分かれて23時過ぎまで制作しました。
調査合宿2日目(8月3日)は、浦安小学校訪問班と食材探し班(市場)に分かれて行動しました。その後大学で各班の進捗状況の報告をし、今後の計画について話し合いを重ねました。

今後の授業予定

テーマ:労働の苦労や楽しみを学び、さらに労働者への感謝の気持ちを抱こう
1限 導入       どうして働くのか
2限 価格設定    利益はどのように生まれるのだろう
3限 広告       利益を増やすために広告を作ろう
4限 マニュアル   接客方法を知り、練習しよう
5限 実売       実売を通して、正しい勤労観を学ぼう
6限 勤労について  経験を踏まえた上で、働く意義を考える

■浦安調査の感想

 今回の合宿では、今までイメージが漠然とし過ぎていたものやあまり進捗状況が良くなかった部分が、実際に現地のお祭り会場の見学や小学校の先生たちとの話合い・ホテルや大学での白熱した長い会議により一気に話がはかどって、とても全体のイメージが掴みやすくなりました。この合宿によって問題点や改善点が随分と把握でき、『いよいよ本当にやるんだな』、という気持ちになりました。 また、「教わる」ではなく、「教える」というものの難しさを痛感する合宿となりました。
  今後とも、ずっと小学生の思い出に残るような「金銭教育授業」を目指して、授業案を練ってより良いものにしていきたいと思います。    
                             (富野ゼミ 3年 富岡政成)

 今回の合宿では、売り場や市役所訪問により大学生側の意識も変わり、この活動がより身近なものと感じられるものとなりました。さらにそれだけでなく、今回小学校側との話し合いがじっくり出来たことにより、先生たちから得るものや調整しなければならない点がはっきり見えたこと、また、長時間にわたるゼミの話し合いでは、軸の再確認や細かい作業を通してさらに作業、話し合い不足な点等にも気付くことができたことも、私たちも活動についてもう一度見直す為のいい機会でした。
  これからさらに上がってきた課題を煮詰め、よりよいものに仕上げていきたいと思います。
                             (富野ゼミ 3年 吉沢麻由)

学生ミーティング1
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