明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」

Proj. 9 嬬恋村で農作業体験を実施しました!

6月9日、水野ゼミ2・3年生を中心としたメンバーらは群馬県嬬恋村で農業体験と視察調査を実施しました。

このプロジェクトは昨年に引き続き、農業を通じた「地域活性化」というテーマに沿って、東京の学生と嬬恋村の方々の「交流」に重きをおいて実行されています。また、嬬恋村と明治大学とが共同の店舗運営を行っている「ふれあい神田市場」を運営する学生が改めて嬬恋村のよさを発見し、店での農産物販売、観光・物産案内展のイベントなど、今後の情報発信やよりよい店づくりに繋げていこうとするものです。



  鎌原観音堂にて
【視察調査内容】

参加者らは嬬恋村に到着し、最初に嬬恋郷土資料館を訪れました。資料館では、嬬恋村で発見され群馬県指定重要文化財となっている縄文土器や石器等の展示、また、天明3年の浅間山噴火時の村を襲った災害の様子を観覧しました。学生らは資料館職員の方に説明を頂きながら、嬬恋村の歴史的な側面からの理解を深めました。

昼食時には、嬬恋村のお母さん達の結成した生活改善グループ「こだま会」の作る山菜料理を頂きました。おつけだんご汁やおからで作ったうの花、山菜の佃煮等の健康メニューは食べてほっとするお袋の味でした。学生らは、こだま会の方々と交流を深め、今後の調査への手がかりを掴むため積極的にヒアリングを行っていました。

メインイベントである農作業体験では、半出来地区の畑にトウモロコシ4000本分の種蒔きを行いました。最初はすべて植え終わるか不安そうな学生もいましたが、地元の方の指導をうけた後黙々を作業に取り組み、順調に畑一面の種蒔きが完了しました。引き続いて行った田植えは、田の端と端に引かれたロープに沿って一列になり苗を植えていく作業でした。苗が一直線に並ぶよう、声をかけあい楽しそうに作業を進めていました。
作業後は、嬬恋村の広大なキャベツ畑や竪穴式住居跡など、各所村の見所を周りました。

調査終了後、嬬恋村の活性化の為に、村の魅力はどのような所なのか?観光事業の発展のためにどのような方策が考えられるのか?外部の目からの意見を今後の提言に繋げていく為に以下のようなアンケートを実施しました。

■嬬恋村の第一印象は?
・のどか。若者があんまりいなかったなーという印象を受けました。
・「自然」が一番。空気がよくて、都心で住んでいる人が休日に体を休める場所としてはうってつけの場所だと思った。
・広大な自然が魅力的。
・地域の人々もやさしくて、ジブリ作品のトトロを思わせた。
・資料館など、考えていた以上に歴史を感じられることが多かった。

■嬬恋村に来客者を呼び込むために有効なプロモーション戦略は?
・農業体験をやり、自分で作った野菜を自分で収穫する。
・学生と提携してツアーを組んだり、多くの人員に実際に足を運んでもらって、「田舎」という固定概念を取り払ってもらうこと。
・浅間山をもっとアピールすべき。
・歴史的な側面から押す。
・竪穴式住居の復元があるということ。延命寺の話を伝える。
・縄文時代の竪穴式住居をもっとたくさん作って、小中学生の体験学習や、家族や友達同士の旅行用の宿泊施設として売り出していったらいいと思う。

■嬬恋村の売り込みキャッチコピーをつくるとしたら?
・人通りの少ない・・自然と歴史の交差点。
・都会の喧騒を忘れてのどかな土地で農業体験。老後はゆったり農業生活を。
・恋するキャベツ村プロジェクト。
・キャベツいっぱい優しさいっぱい。

■感想
・田舎だと思っていたけど、それは土地についてよく知らないから。なにもない所だと決めつけているだけで、とにかく良く知ってもらうことが必要だと思いました。
・地元の人々と触れ合うことができ、とても楽しかったです。田植えでは、カエルも捕まえられて楽しかったです。
・畑仕事が以外にきつかった。嬬恋村のキャベツ、自然のアピールを考えていく必要があると思った。
・勉強になると同時に、すごく良い体験ができました。いろんな人に嬬恋村をもっと知ってもらえるように考えて行きたいです。

  嬬恋郷土資料館
こだま会の皆さんと
鎌原観音堂
トウモロコシ苗付け
田植え
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