明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム
広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-
本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」
現代GP/学術フロンティア/科研費インターンシップ研究 合同シンポジウム
「商学部の新たな研究・教育をめざして−SCMとECM、そして支援とインターンシップ−」が開催されました !

現代GP/学術フロンティア/科研費インターンシップ研究 合同シンポジウムで「商学部の新たな研究・教育をめざして−SCMとECM,そして支援とインターンシップ−」が3月13日,明治大学にて開催されました。
シンポジウムでは,学内のみならず,学外からも多数の参加者が集まり,発表者とフロアの間で活発な議論が繰り広げられました。参加者からは,インターンシップの学習効果と社会的位置づけを「研究」としてこれほど多面的に,しかもそれを学部生が分析したことは意義深いとの感想を頂きました。また,来年度も同様のシンポジウムをぜひ開催してほしいという要望が出されました。

参加者数:110名
(大学生、大学院生、教職員、他大学教職員、高等学校教員、大学教育事業関係者、人材教育コンサルティング関係者)

当日の様子

■取組の成果と今後の事業への反映/山下 洋史 教授
 今回のシンポジウムには、本学の学生・教職員のみならず、大学院生、他大学の多 くの教職員や高校の教職員、そして企業の方々が全国各地から参加した。このことが、まさしく当該GPの「広域連携支援」であり、「エデュケーションチェーン・マネジメント」(ECM)を表しているであろう。インターンシップという研究テーマを通 じた、学生と研究者・実務家のコラボレーションが図られたのである。
 今回のシンポジウムにおいて発表した学部生の研究は、日経BP賞や商学部奨学論文入選の受賞論文、また学会の全国大会発表研究を含んでおり、一般的な学部生の研究水準を超えるものであった。そのため、発表者(学部生)と多くの研究者との活発な議論が繰り広げられた。これにより、さらなる研究の発展の方向性が示唆されると同時に、今回のシンポジウムに参加した他の学部生たちの研究に対する動機づけになったようであった。
 今後も、こうした現代GPのシンポジウムを定期的に行い、学部生の研究意欲の高揚、および学部生と研究者・実務家とのコラボレーションを図ることにより、学部生の研究活動を通じた、広い範囲での地域貢献をめざしていきたい。

   
■プログラム内容   

1.2005年度学術フロンティア関連博士論文 概要紹介 司会:松田
1) 渡邊「集団と個人の情報処理過程におけるハロー効果の研究」(代理:山下)
2) 西「コンティンジェンシー・フレームワークを基礎としたガバナンス機能に関する研究」
3)臼井「戦略的マス・カスタマイゼーション研究」

2.現代GP/学術フロンティア合同2005年度学部生研究発表 司会:臼井
1)諸上ゼミA班(石K・宮下・津田・伊藤・笹岡・竹内・工藤)
「製品モジュール化度と企業間取引方式選択の関係性
  〜取引方式選択が経営成果に与える影響についての実証研究〜」
2) 諸上ゼミB班(高尾・石森・王尽・小宮・佐藤・鈴木・董・森村・王浩) 「海外帰任者活用システムと職務態度に関する一考察 〜国際人的資源の活性化に向けた戦略的アプローチ〜」
3) 諸上ゼミC班(M田・生貝・安藤・池上・門田) 「製品コンセプト駆動型開発組織の実現とその成果に関する実証研究」
4)村田ゼミ3年(岩永・荒川・大塚・畠山・木越) 「ColPat ― P to P技術を利用したミュージシャン支援システムの提案」

3.各プロジェクト趣旨説明  司会:折戸
1)風間 商学部教務主任 挨拶
2)横井 商学部現代GP運営委員会委員長 挨拶
3)水野 現代GP代表者 趣旨説明
4) 金子 科研費インターンシップ研究代表者 趣旨説明
5) 松丸 支援基礎論研究会主査 趣旨説明
6) 山下 学術フロンティア研究代表者 「ECM」趣旨説明

4.現代GP/科研費研究合同2005年度学部生インターンシップ実習報告と研究発表  司会:西
1) 商学部3年 中元麻衣 「ヒューマンテック経営研究所」実習報告
2) 商学部 風間ゼミ(4年 笛木正司,3年 中元, 和田, 2年 中島, 星野)「カレー・プロジェクト(現代GPプロジェクト5-2)」活動中間報告
3) 商学部4年 山本彩子(代理:ワシム)「インターンシップに対する学生評価の分析モデル」
4) 商学部3年 大割時子(山下ゼミ)「インターンシップのRH(ランク・ヒエラルキー)的ジレンマとインターネット活用」
5) 商学部3年 柿沼英樹(山下ゼミ)「大学教育市場の二重構造とモチベーション・モデル」

5.現代GP/科研費研究合同2005年度インターンシップ研究報告 司会:平井
1) 金子「インターンシップ導入大学の増加要因と相互準アウトソーシング」
2) 山下「インターンシップに関する準インハウスソーシング・フレームワーク」
3) 松田「採用活動におけるインターンシップとインターネット −採用活動の二極化傾向フレームワーク」
4) 浅井「企業の採用活動における二極化フレームワークと組織の多様性」

6.現代GP/科研費研究合同 パネル・ディスカッション 「各大学におけるインターンシップの特徴と問題点」
コーディネータ:山下   
パネリスト:●明治大学商学部 石井
       ●日本大学生産工学部 小田部
       ●日本大学法学部 松田
       ●山梨学院大学経営情報学部 金子
       ●愛知淑徳大学ビジネス学部 上原

当日の様子
当日の様子
当日の様子
当日の様子
当日の様子
■発表者の感想(商学部4年 笛木正治司)
私は、現代GP学術フロンティア合同シンポジウムに参加し、商学部の教育への新たな挑戦の1ページを直接感じることが出来ました。 インターンシップの活用、学生・大学・地域などが連携したECMの取組みなど、これまでの大学教育の垣根を越えた教育の場が創り出されていると思いました。 ぜひ今後もそうした活動を通して、大学教育のさらなる活性化を明治大学商学部がイニシアティブをとって行っていってほしいと考えます。
当日ポスター
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