院生からのメッセージ |
 |
高等学校教員を志すと決めた時、「自分に足りないもの」は何かと考えました。高校生に対して物事を教える時に必要なのは『自信』だと思います。そのためにより多く、より深い「知識」と、裏付けとなる「何かを成し遂げたという経験」を得るために大学院に入学を決めました。研究を深めていく過程が自身を成長させることになると思います。
私は、アイルランド近現代教育史、特にアイルランド自治・独立期における初等教育に用いられた歴史教科書におけるアイルランド・ナショナリズムの影響について研究しています。当時のアイルランド政府刊行物資料、初等教育カリキュラム・教育計画書・年次報告書、そして歴史教科書を主な研究史料としています。日本では手に入らないものがほとんどであるため、アイルランドの教育科学省へ史料収集に行くこともあります。
明治大学大学院にはリバティータワー、アカデミーコモン、そして図書館など大変充実した施設と、何より研究指導に大変熱心な先生方がいらっしゃいます。もしあなたが本気で研究をしたいと思うならば、それを本気でサポートしてくれます。ここにはあなたがひたすら研究に打ち込み、自分を成長させることの出来る環境があります。
|
2003年度修士論文一覧 |
● |
国民自由党の「左派転換」とその意味
―エルンスト・バッサーマンの活動を通して― |
● |
聖カスバート崇拝と『リンディスファーン福音書』
―製作と伝世に関する一考察― |
● |
ダンツィヒ自由市のドイツ=ポーランド民族闘争の展開過程
―ドイツ東方の民族闘争に関する一考察― |
● |
16世紀初頭のフィレンツェにおける有力市民の「人的結合関係」
―フランチェスコ・グイッチャルディーニの『リコルダンツェ』を中心に― |
● |
アメリカ・フィリピン統治政策に対するフィリピン人の反応
―フィリピン議会開設とフィリピン人エリート― |
|
|