英ケンブリッジ大学の学生劇団ペンブルックプレイヤーズによるワークショップとシェイクスピア劇「マクベス」の公演が10月1日駿河台キャンパスで行われました。
これは国際連携機構が英国の著名な研究者らを招いて催すプログラム「英国研究」の一環として開かれたもので、昨年に引き続き今年で5回目となります。
ワークショップには演劇に興味のある明大生11人が参加しました。まずは、ペンブルックプレイヤーズが提案した、感情表現をアクションで伝達するゲームではじまり、参加者全員は裸足で輪になって、表情豊かに、飛び跳ねたり、足で床を強く叩きつけたり。即興に身体を動かしました。
最後に、質問コーナーがあり、「演技をするうえでもっとも重要なことは何ですか?」と明大生が質問すると、答えは「真面目に演技に取り組むこと」でした。その理由として「誠実に役に取り組まなければ本物の感情が観客に伝わらないし、演技している本人も感情を表現できない」と多くの学生が同意見でした。そのほか「自分の気持ちを明確に持って演技に集中すること」、「演技する人物を理解すること」など、どれも素晴らしい意見が聞けました。
「シェイクスピア」は、イギリスでは、とても馴染み深い劇のひとつで
演技を学ぶ者は、だいたいの人が勉強するようです。ケンブリッジでも、年に2回~3回くらいは、上演されます。 また、今回のワークショップでは、感情表現を使ったゲームを沢山行いましたが、それはシェイクスピアの詩が、人の心理を描いた演劇であるから、このようなレッスンが選ばれました。
ペンブルックプレイヤーズとは、1955年に創設されて以来、著名な俳優を輩出してきた名門です。
今回の来訪は、全国の大学や小学校などをめぐる「ジャパンツアー2012」の一環。
3週間の日本滞在で、今週には帰国されるようです。
来年も、またお会いできることを楽しみにしています。
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