■シンポジウムの成果と今後の空き店舗事業への効果/熊澤 喜章 助教授
今回のシンポジウムでは、5月27日におこなわれた明治大学でのシンポジウムに対して、三浦市のシティーセールスに大学がこれまでどうかかわってきたか、そして今後どのような展開が可能であるかについて、さまざまな意見交換がおこなわれた。それぞれの立場から、三浦市のまちおこしとそれへの大学の関与の可能性が語られた。今回のシンポジウムの目的は、三浦市の方々に、これまで行政がおこなってきたことと、明治大学がそれにどう協力してきたかをわかりやすく伝えることであった。会場は学生の報告に熱心に耳をかたむける人々の熱気にあふれ、この事業が確実に地域と大学との連携を深めていることを実感した。このシンポジウムにより、学生と三浦市民のつながりがより太く強いものとなり、今後の店舗経営に関しても、積極的に三浦市民の声が反映されることとなるであろう。大学の教育力が地域に貢献し、地域の教育力で学生を育てるというこのプロジェクトの目的は、確実に達成されつつある。 |