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人文科学研究所公開講座
「日独の市民社会とプロサッカークラブの役割」
を開催しました

明治大学人文科学研究所(所長=石黒太郎商学部教授)は2021年10月9日に、明治大学創立140周年記念事業の一つとして、第45回公開文化講座「日独の市民社会とプロサッカークラブの役割―1.FCケルンとギラヴァンツ北九州の事例を中心に―」をオンラインで開催しました。

この公開講座は、国や行政を担い手としてきた公共性の概念が変容し、企業や市民にも公の担い手になることが求められている現代の日本とドイツの市民社会におけるプロサッカークラブの役割を議論することを目的として開催。Zoomを通じて125人が聴講しました。

ポスターに掲載されたアレキサンダー・ヴェルレ氏(1.FCケルン社長)がフィリップ・リーゼンフェルト氏に変更となりました

第1部は「ドイツの市民社会とブンデスリーガ」と題して、ドイツ・スポーツ大学ケルンのユルゲン・ミッターク教授による講演と、1.FCケルンのフィリップ・リーゼンフェルト事業開発部長とスポーツジャーナリストの二宮清純氏、釜崎太法学部教授による鼎談が行われました。ドイツでは1990年代以降、非営利法人が自治体・企業・市民を媒介することで、多様なセクターが地域課題の解決に取り組む市民社会を実現させ、その機能の一端をプロサッカークラブが担ってきたことなどがそれぞれの視点から解説されました。

明治大学内から鼎談を行う三氏(左から二宮氏、下田氏、釜崎教授)

第2部は、「日本の市民社会とプロサッカークラブ」と題して、ギラヴァンツ北九州育成普及本部長の下田功氏による講演と、下田氏、二宮氏、釜崎教授による鼎談が行われました。ギラヴァンツ北九州による社会連携事業として、地域課題の解決に向けて、自治体・企業・市民・NPOというすべてのセクターが能動的に関係し合う活動を展開してきた実例などが紹介されました。

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