長年にわたり和泉キャンパスの学生を見守ってきた第二校舎が、
新教育棟「和泉ラーニングスクエア」建設に伴い、2022年2月下旬以降、解体されます。
これまでの思い出を振り返るとともに、第二校舎の記憶を未来へと継承させる企画「さよなら和泉第二校舎」として、
和泉キャンパス第二校舎の「記録の保存」、「記録の作成」、「記録の継承」を軸としたプロジェクトを実施しました。
堀口捨己
明治大学総合5カ年計画の一環として創立80周年に当たる1960(昭和35)年に竣工。廊下を吹き流しの傾斜路にするなど、斬新な外観を取り入れた同校舎には大教室8教室が配置されました。設計は明治大学工学部教授であった日本を代表する建築家の堀口捨己(1895-1984)。同建物は日本におけるDOCOMOMO150選に選定されるなど高い評価を得ています。
提供:堀口捨己資料アーカイブズ
竣工当初の和泉第二校舎(1960・昭和35)
和泉校舎と第二校舎(1960・昭和35)。和泉校舎は1932年建築。1989年取り壊し
教室での授業風景(1966・昭和41)
和泉第二校舎前の庭園(1963・昭和38)。設計者の堀口はキャンパス景観の整備も手掛けた。
和泉キャンパス航空写真(1971・昭和46)
和泉祭の様子(1973・昭和48)。
和泉第二校舎と庭園(1990・平成2)
甲州街道側の第二校舎(1990年代)。