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Q&A
2007年度全学部統一入学試験
出題のねらいと学習対策
 全学部統一入学試験は,2007年2月5日(月)に,札幌・仙台・東京・名古屋・福岡の全国5会場で実施されます。この入試は,全学部共通の試験問題により,8学部が同日に実施することから,一度の受験で複数学部への出願が可能となる全く新たな入試です。そのため,第一回目の試験となる2007年度入試では,いわゆる「過去問」がありませんので,どのような問題が出されるのか不安な受験生も多いことでしょう。このページでは,各科目の≪出題のねらい≫と≪学習対策≫について解説します。出題のねらいをしっかりと把握し,きちんと学習対策を図り,受験勉強に励みましょう!(2006年10月)

出題形式

【科   目】 《出題形式》
国語,英語,世界史B,日本史B,地理B,政治・経済,物理,化学,生物,数学 全問マークシート方式(記述式はありません。)
ドイツ語・フランス語 全問記述式

出題のねらい/学習対策

【科   目】 《出題のねらい》 《学習対策》
【国   語】  どの学部にあっても,勉学の最も基礎となる日本語の総合的な基礎学力を全般的に問うものです。  現代文と古文の基礎学力をしっかり身に付けておくことが何よりも大切です。漢文だけの問題は含みません。現代文は長文ですが,問題文の内容がきちんと理解できれば,解答可能な設問ですから,日頃から評論文などの長文を読むことを心掛けるように努めてください。古文は高校で学習した範囲内で解けるものですが,読解力全般にわたって問うものです。
【英   語】

中学,高校で学んだ英語の能力を見ます。まとまった量の英文の読解力,会話を理解し,英語で表現する力を備えているか,そして英語の基本的な文法,語法,そして発音について,明治大学の学生になるのにふさわしい能力,知識を有しているか否かを見るのがねらいです。
 
文章題は2題出題します。エッセイと会話文です。そのほか,文法, 語法を問う設問,発音に関する設問があります。

 単語や語彙,文法事項は中学,高校で学んだ範囲で十分です。文章題についても,文章の内容,構成がわかれば,正解を容易に見出すことができるようになっています。ただし文章の長さが相当あるので,普段からまとまった量の英文を読む練習を心がけるとよいでしょう。
【ドイツ語】  ドイツ語の基礎学力,即ち,文法の基礎的な知識,やさしい文章の読解力などを確かめるためのテストを行います。  基礎文法の教科書で文法の知識を整理し,また,リーダーの教科書を,辞書を引きながら読み直してみることをお勧めします。
【フランス語】  語彙・文法など基本的に高校での学習範囲以内ですが,レベルは仏検の3級から準2級程度を目安にしてください。動詞に関しては,条件法・接続法は含めますが,単純過去は除きます。なお,「長文」「会話」「文法」「作文」の各種類の問題が出されます。  高校での学習を大切にすることがベースとなりますが,その上で,実用的なフランス語に慣れておくことが大切です。やさしい新聞記事などを読むことは,長文の読解力や語彙力の点で,また,質問にフランス語文で答える練習は表現力の点で,効果的でしょう。
【世界史B】  世界史を学ぶことは,目覚しい歴史的展開をみせる現代社会の世界情勢を理解する上でも,また異なる文化や世界に生きる人々との共生の問題を考えていく上でも,とても大切なことです。世界史Bの入試問題では,こうした点を考慮しつつ,世界史上の出来事や人物に関する知識だけでなく,それらがどのような歴史的関連の中で起こったのかについて問うています。出題分野は,様々な時代,地域,テーマにわたります。  《出題のねらい》からも明らかなように,単に歴史的事象や人名を暗記するだけでなく,それらを他の様々な歴史的事象や歴史の流れとの関連で理解することが必要です。問題に記述式がなく,すべてマーク方式とはいえ,是非この点には留意してください。
【日本史B】  古代から現代にいたる政治・経済・文化の各分野から出題されますが,日本の歴史の流れを理解しているかどうかを問う問題となっています。細部にわたる年号や人名の暗記ではなく,歴史的な諸事件・事項の因果関係やその時代の特徴をしっかりと把握していることが求められます。大問4題が出題され,おおむね古代〜中世で1題,近世で1題,近代で1題,現代で1題という構成です。史料を使った問題が必ず出題されます。

教科書を中心とした学習が基本です。細部にわたる暗記よりも,歴史的な流れやその時代の基本的な特徴を確実に理解していること大切です。史料問題は,教科書に掲載されているような基本史料だけでなく,史料集にも目を通し,史料問題に慣れておく必要があります。

【地理B】  地理的な基礎知識を前提としつつ,地理的事象や地誌,地理的な諸問題に関して地理的な捉え方や地理的な思考力が身につけられているかを問います。出題範囲は,系統地理から地誌(含,地域調査),現代世界の諸問題まで全範囲を網羅しています。大問4題が出題され,それぞれが主要なテーマに基づいて作られています。問題文・資料(含,地図)などを参考にして,テーマに関する基礎的な知識だけでなく,関連する応用的な知識や思考力を問うように組み立てられています。問題によって多少異なりますが,前者が概ね6割,後者が4割といったところです。  教科書を中心とする学習が基本です。基礎的用語の暗記や理解だけでなく,それに関連する地理的事象や地誌,現代世界の諸問題などを含めて総合的に理解していくことが大切です。その際,地図や資料などを関連づけて理解することがカギになります。
【政治・経済】  出題のねらいは次の二点に集約されます。第一点は政治・経済のしくみに関する基本事項の理解を問う出題です。政治・経済の基本原理,機構,制度などに関する知識や考え方について出題されます。第二点は現代における政治・経済の変化に関する出題です。ここではさまざまな形で現れる社会問題に関する理解も要求されます。いずれの出題も,特殊な,あるいは例外的な知識を問うものではなく,確実な基礎学力を確認することを目的としています。  教科書の内容を確実に理解することが第一です。一つ一つの知識だけでなく,教科書の内容に示されている基本的な「考え方」を理解してください。全て選択式の問題ですから,「考え方」を理解していれば解答できる問題が多数あります。現代社会に目を向けるためにも新聞記事の利用は有効です。
【物  理】  教科書で扱われているような基礎的な事項を正しく理解しているかどうかを問う問題と,物理的に考える能力を問う問題を出題します。形式については,理工学部一般選抜入試の物理の過去問を参考にしてください。(問題の分量については,試験時間が理工学部の一般選抜入試と比べ20分短くなっていることも考慮しています)。  教科書で扱われているような基礎的な事項は十分に理解してください。単に,計算をするだけでなく,現象をことばやグラフで表現することも心がけてください。
【化  学】 高 校の化学T,化学Uに含まれる物質の構成,物質の構造,物質の変化,反応速度と化学平衡,無機物質,有機化合物,その他の各分野から基礎的な事柄について,出題しています。  教科書を徹底的にいろいろな角度から検討するような勉強をしてください。化学T,化学Uの全域をくまなく学習してください。
【生  物】  出題形式はすべて正解の選択方式です。出題数は49問です。生物T,生物Uの各分野から基本的な問題が出題されます。実験結果から判断を求める問題も出題されます。また,若干の計算問題も出題されます。やや長めの問題文が出題されますので,時間配分に気をつけましょう。  教科書を中心とした学習が基本です。問題に記述式はありませんが,それに対応できるくらいに教科書を読み込んでおくことを勧めます。そうすれば,あなたにとって容易な問題を短時間で処理することができ,難しい問題により多くの時間を割り当てることができるでしょう。
【数学T・数学U・数学A・数学B】  高校数学の理解は十分であるか,数学を考え理解する訓練がなされているか,入学後も数学を学んで行く力があるか,をはかるための問題を出題します。  難易度はセンター試験の問題と同程度であると考えてください。教科書の内容を十分に理解して,基礎的な問題を練習しておいてください。

【数学T・数学A】
(政治経済学部のみ

【数学V・数学C】
(理工学部のみ)
 高校数学を十分理解しているか,理工学部へ入学してからの数学を理解する能力があるか,を問うための問題を出題します。  問題の難易度はこれまでの一般入試の問題と同程度ですが,マークシート方式による解答の特性上,証明問題はありません。すべて計算問題ですから,限られた時間内に要領よく計算できるよう訓練してください。

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