リバティアカデミーの校友会寄付講座として、コカ・コーラカスタマーマーケティングの井辻秀剛・代表取締役社長を招いての講演会「日本人としてグローバル規模のビジネスに貢献する」が、10月24日に開催されました。
大学卒業後に有名な外資系企業に入社した井辻社長ですが、意外にも社会人としての経歴は挫折からのスタートだったと言います。そんな経験を乗り越えた社長からは、「目標を持つ」ことの重要さを伝えるエピソードが披露されました。
会社で英語文化に苦労していた井辻社長は、アメリカでの語学研修に参加。そこで出会ったフランス人に「人生の目標は何か?」と尋ねられるが即答できず、考えに考えて「会社の支店長になること」と答えたところ、相手は呆れて大笑いしたそう。「45歳で仕事をリタイヤし、世界中を飛び回って・・・」と流暢に目標を語るフランス人の姿に衝撃を受けた井辻社長は、これをきっかけに「人生の目標を真剣に考えるようになった」と語ります。
また、現在の役職に就任した直後は、社内には異なる企業文化を持った社員が集まり、一体感がなかったと言います。この状態を解決したのは「全員が共通した目標を持つ」こと。これに気づいたことで、ただの集団が「組織」として機能するようになり、会社が変わったそうです。
この他にも様々なエピソードや未来のビジネスまで、貴重な話を披露した井辻社長。
「目標を設定するのは自分自身。自分の人生は自分でしっかり考えてほしい」と会場に熱いエールを贈りました。