学生の皆さんの熱いを思いを感じることは、大学職員の私にとってかけがえのない「大切なもの」の一つでもあります。
それを感じることができる一つでもある『明治大学シェイクスピアプロジェクト(以下MSP)』も、今年度でついに第九回目となります。
先輩たちが築き上げてきた土台に、さらなる発展を目指す後輩たちがまた色をつけ足していく。第9回MSPのメンバーがどんな色をつけたしてくれるのか、6月1日に行われた第一回説明会を取材して、より一層期待が高まりました。
約90名ほど集まった説明会では、井上優准教授(文学部)のもと、MSPの各班の説明や今後の予定を紹介。
今までの経験を踏まえ、これからどうしていくのかを熱く語るメンバーの思いを感じることができました。
【写真左:第9回MSPプロデューサーの北野さん(文2)/写真右:第9回MSP演出担当の米澤さん(文4)】
第9回MSPの題目は「お気に召すまま」。
その演出家を務めることとなった米澤さん(文4)は「苦しみを分かち合うことの尊さを伝えていきたい」と、念願のMSP演出家となった意気込みを語ってくれました。
どの班のチームリーダーも、自分たちの役割に誇りを持っていて、どうしたらより素晴らしい劇になるのかを考えている姿勢が格好良く見えました。
まだまだ始まったばかりですが、これからもMSPの活躍を追いかけていければ、と思いました。
【明治大学シェイクスピアプロジェクト(MSP)について】
明大生がシェイクスピア劇を公演するプロジェクト。
学部や興味関心が異なる学生たちが、このプロジェクトを通して「人生について考え、上演することでコミュニケーション能力を養成し、人間的な成長を遂げること」を目的としている。
現場のスタッフ、キャストを学生が担当するのはもちろんのこと、台本の作成(翻訳)、運営、広報なども学生たちの手で進められている。
2003年より開始。