リバティアカデミー講座『フランス印象派音楽の魅力』の撮影を6月2日に行いました。
「フランスを代表する作曲家、クロード・ドビュッシー(1862~1918年)の音楽は、ジャンルを超え、時代を超えて、アーティストやアートと交流しています。例えば・・・」と、白石隆生先生【写真】の解説とドビュッシーの旋律で講座は進行していきます。
この講座は全5回で、最終回の7月28日はレクチャー&コンサートとなっており、ドビュッシーの作品を第一線で活躍するピアニストとヴァイオリニストの演奏でじっくりと鑑賞するという何とも贅沢な講座です。
本日はその3回目、お天気も良く、アカデミーコモン最上階の教室で行われる講座は、ドビュッシーの色鮮やかな世界を感じる素敵な時間でした。
講座概要
19世紀の後半、西洋音楽は爛熟したロマン派の調性の拡大と崩壊への反動として、東洋やアフリカ、アジアの音楽への関心が高まり、音楽と美術の融合などが新しい時代を迎える。音楽の優位がドイツからフランスに移っていく時代となる。東洋的な絵画から影響を受けたフランスの作曲家ドビュッシー(1862~1918)が全音音階や中世の教会旋法などを用いて、色彩感のある「印象派の音楽」を生み出した。ドビュッシーはストラヴィンスキー、バルトークとともに現代音楽の扉を開いた重要な作曲家であり、ピアノを始め室内楽、歌曲、オペラ、管弦楽曲の作品において、多彩に満ちた音と響による作品を残した。レクチャー&コンサートでは、ドビュッシーの作品を第一線で活躍するピアニストとヴァイオリニストの演奏でじっくりと鑑賞する。
講師紹介
白石隆生(しらいし・たかお)尚美学園大学ピアノコース主任教授
桐朋学園大学卒業・ウィーン国立音楽大学卒業。オーストリア政府給費留学生。ウィーン・フォルクスオーパー専属副指揮者。ピアニスト・指揮者としてウ
ィーン・フィルの首席奏者や名歌手たちと世界各国で成功を収める。著作・翻訳・CD多数。外務省派遣の文化親善使節、各種コンクールの審査員(長)を歴任。現在、尚美学園大学教授・同大学院教授、東京音楽大学大学院講師。湘南室内合奏団代表。ウィーン名誉金章受賞。