7月9日~20日に、短期留学生向けのプログラム「Cool Japan Summer Program」が行われました。
世界が注目する日本のマンガやアニメ、ゲームやファッショ
ンを中心としたポップカルチャー、茶道、工芸といった伝統文
化、また、日本人のおもてなしの精神といった、幅広いテーマ
について学ぶことのできる、日本好きにはたまらない、とても
魅力的なプログラムです!
http://www.meiji.ac.jp/cip/english/programs/cooljapan/jp/index.html
今年は、ブラジル、アメリカ、ドイツ、マレーシア、中国からの留学生9名が参加しました。
7月19日に行われた、NHKの番組『Cool Japan~発掘!かっこいいニッポン』のエグゼクティブ・プロデューサー・堤和彦さんによる講義「クールジャパンの世界展開」に参加してきました。
『Cool Japan~発掘!かっこいいニッポン』は外国人の見た日本の「Cool=すばらしさ」を伝える番組で、6年以上続いている人気番組です。
http://www.nhk.or.jp/cooljapan/
講義の中で堤さんは、各国からの留学生に、日本は島国で他の国の文化を取り入れることが難しく、また消極的と誤解されやすいけれど、全く逆で、昔から、海外の文化や技術を積極的に取り入れ、学んできた。
そして、日本人の特徴は、取り入れた文化や技術を、とことん研究し工夫して、日本人ならではの「かゆい所に手が届く」製品やサービスに作り替えてしまうことだと説明。
その例として、日本人が開発した、今では当たり前となった多機能な携帯電話、お米以外も調理できる炊飯器、野菜にLEDライトを照らすことによって、ビタミンを増殖させることのできるスペースを持つ冷蔵庫などを紹介。留学生からは、驚きの声が上がっていました。
堤さんのお話の中で印象に残ったことがあります。
外国製品を表す「舶来品」という言葉を英語に訳すと、「imported goods」や「foreign goods」となるけれど、この言葉には、英語では表現しきれない、外国製品に対する日本人の憧れやありがたさといった感情が溢れている、というお話です。
外国の文化に対して、敬意や憧れといったポジティブな感情を持つ日本人が多いからこそ、外国人が発見する日本の「Cool」に対しても、興味や共感を持つ人が多く、それが『Cool Japan~発掘!かっこいいニッポン』が長年、人気番組である理由の一つではないかと思いました。
「Cool Japan」を世界に広めていくのは、日本に留学している留学生の力がとても大きい。ぜひ、自分の目で見て感じた「Cool Japan」を、国に帰ったら、身近な家族や友人に広めてほしい!と留学生に熱いメッセージが送られ、講義が終わりました。
堤さんありがとうございました!
最後に歴代の番組出演者が選んだ「Cool Japanベスト10」をご紹介。
(日本人とは感覚がちょっと違う!?)
1.ウォッシュレット
2.桜
3.100円ショップ
4.花火
5.食品サンプル
6.おにぎり
7.カプセルホテル
8.盆踊り
9.紅葉
10.新幹線