科目名称 | 単位 | 配当年次 | 開講期間 | 担当者氏名 |
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水俣病−途上国への発信− | 2単位 | 1〜4年次 | 前期 |
![]() 森永 由紀 |
1.授業の概要・目的 本科目の基本コンセプトは、「水俣病から得た教訓の途上国への発信」であり、2010年9月に駿河台校舎で開催される水俣明治大学展などで情報発信を行う。特に日本の高度成長期に公害が深刻化した理由と、それに対して公害発生企業が負う責任に着目し、現在深刻な環境破壊のすすむ途上国へ何を発信するべきかを検討する。 授業は、@水俣病の理解のための資料研究、A水俣病が発生した水俣市の自然科学的および社会科学的背景の理解のためのフィールドワーク、B水俣明治大学展参加等による途上国へのメッセージの発信、の3つを柱としている。 |
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2.授業内容 4月12日(月)5時限目 授業オリエンテーション(講義の趣旨説明と個別テーマ割り当て) 4月26日(月)5時限目 学内授業(水俣病概略に関する個別テーマ発表) 5月10日(月)5時限目 学内授業(企業の責任に関する個別テーマ発表) 5月24日(月)5時限目 学内授業(途上国へ何を発信すべきかに関する個別テーマ発表) 6月 7日(月)5時限目 学内授業(調査準備) 6月21日(月)5時限目 学内準備(水俣展用発表資料など作成準備) 7月 5日(月)5時限目 同 上 8月上旬(2泊3日程度)水俣市での実地調査 (水俣病発生地域の理解・水俣市の今を知る) 9月4日−19日およびその準備期間 水俣明治大学展に参加(駿河台校舎アカデミーコモン) http://minamataforum.blog69.fc2.com/page-1.html 9月下旬 学内の「『特別テーマ実践科目』成果報告会」にて発表 |
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3.履修の注意点 講義時間外にも課題を準備したり、水俣展関連の学内外の催しに参加する時間が必要である。授業のスケジュールはあくまでも予定であり、変更することもありうる。 |
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4.教科書 適宜紹介する。 |
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5.参考書 たとえば『水俣学講義』日本評論書など原田正純氏の編著書、『水俣病の科学』西村肇・岡本達明、日本評論社、環境省、JICA等の水俣病関係資料、NHK『チッソ水俣技術者の告白』のビデオほか多数。 |
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6.成績評価の方法 出席、成果発表などを総合的に判断して、成績を評価する。 |
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7.その他 履修人数は15名以内。 |