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特別テーマ実践科目後期成果報告会を開催しました!!

商学部では2008年より実践的な取組として、地域・産学連携を踏まえた形で企業や学外ネットワークを活用した「特別テーマ実践科目」を開講しています。
2009年度の後期成果報告会が1月30日(土)13時より、駿河台校舎1153、1154教室で行いました。

当日の様子

当日の様子・伝統工芸品のマーケティング
当日の様子・水俣病-途上国への発信-

後期は7つのテーマから計14チームの学生が発表を行いました。
14チームに与えられた発表時間は15分、半期の活動・研究成果を報告しました。前期の報告会では緊張していた学生も、今日は堂々と報告をしており、半年間での大きな成長をうかがうことができました。その後の質疑応答の10分間では、外部専門家支援委員や商学部教員からの質問だけでなく、他チームの学生が積極的に質問をして学生同士が意見を交わしていたことが多くみうけられとても印象的でした。
専門領域の異なる教員によるディスカッション、実社会で活躍している専門家からの実践的な視点での指摘やアドバイスは、発表者だけでなく会場に集まった学生全員によい刺激となったはずです。

報告会での発表

当日の様子・伝統工芸品のマーケティング
当日の様子・国際横浜学

学生は、与えられた時間の中で研究成果を伝えるために、準備を重ね事前に充分な時間をとらなければなりません。さらに発表用資料とシナリオの作成もする必要があります。グループでの実践活動や人前で発表することを好まない学生や苦手な学生は、このような機会を避けて通るでしょう。人前で意見を述べることが得意な学生でも、質疑応答となると話は別で、用意している答えがくるとは限りませんから緊張するでしょう。
前期報告会の際に、公の場で発表することが初めてと話していた学生も企業や地域に出向いてのつながりと出会いによって意見を述べる力がつき、後期の報告会では前期の経験を活かし、より完成度が高く質の高い発表となりました。初めての時は不安が多いでしょうが、数をこなし経験を重ねることで自信と実力がつくと思います。また、授業を通じて仲間とひとつのものを完成させる達成感と醍醐味を味わうことができるでしょう。

フィールドワーク

当日の様子・ものづくり戦略
当日の様子・ぼうさい探検隊

各テーマの共通事項でもあるフィールドワーク。大学の授業は受動的な学習姿勢が多く、担当教員からの享受と図書館やインターネットを利用しての調査研究といった、大学の中で完結する学習形態が主となります。しかし、「特別テーマ実践科目」の各テーマでは大学の外へ出て、あらゆる角度から物事を考え自主的に取り組み、情報収集をする必要があります。また、チームの中での自分の役割を考え他の学生と意見交換をして、案を練りながら学習成果をまとめなければなりません。
どのようにしたら限られた時間の中で学習成果を伝えることが出来るのか、どのようにしたら人にうまく伝わるのかをチーム全体で考えました。
報告会に至るまで、学生には多くの苦労がありました。調査先を選定してアポイントを取るまでに断られる、アポイントなしでは取り合ってもらえず話を聞くこともできない等。しかしその都度、なぜうまくいかないのか、どうしたら次に進めるのかをチーム全体で考え、進め方や方法を変えてひとりひとりが動き、話し合いを重ねながらまとめていきました。また、チームごとに工夫をして外部向けのアンケートを実施・集計したり、ホームページや地図を作成することによる形に残す成果も出しました。

特別テーマ実践科目から得たもの

学生はこの授業を通して、あきらめなければ出来るということ、行動力・考える力・チームワークの大切さ、相手の立場にたって物事を考えることの重要性を学ぶことが出来た為、新しい発見をしたことにより1年前よりも成長できたと話していました。
どのようにしたら限られた時間の中で学習成果を伝えることが出来るのか、どのようにしたら人にうまく伝わるのかをチーム全体で考えました。

4年生はこれから社会に出ることになり、3年生の多くは就職活動を本格的に迎えることになるが、この授業で学んだ貴重な経験は大きな財産と武器になったことでしょう。この経験とここで得たものを社会で活かし、新しい経験を積むことに今後もより高い関心をもってほしいと思います。

今日に至るまで、学外の実務経験者や有識者のサポートを受け多くの方々に協力いただきました。

外部専門家支援委員会

外部専門家支援委員会
外部専門家支援委員会

成果報告会後終了後、駿河台校舎1151教室にて第2回外部専門家支援委員会が開催されました。取組責任者より後期の活動報告と次年度の計画、ミエ・ログ!の説明があり、その後、外部専門家支援委員より当日の報告会に対してのご意見、前期・後期を通じて取組に携わってきて感じたことやご要望、これからの取組の方向性に対してのアドバイス等をいただきました。

ご出席いただいた外部専門家支援委員からいただいた貴重なご意見は次年度の取組に繋げ、実践的な学びの場を整備しながら学びの過程や成果を「見える化」していきたいと思います。そして、より多くの学生に能動的な学びの姿勢が浸透するよう、引き続き実践教育を推進していきたいと考えます。