数学の理論とコンピュータ技術を用いて、世の中の問題を解決しようとする。これが総合数理学部です。 そして最大の特徴は、これまでの理工系の枠を超えた学問と「融合」していること。 自然科学や心理学、ビジネスやアートなど、さまざま。それには、3学科それぞれの視点やテーマがあります。 皆さんも総合数理学部で、アイデアを研究成果に変え、未来の社会を創造しましょう。

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現象数理学科

???×数学 / こんなことも数学で解明?

シマウマの模様の広がり、地震・津波などの災害、交通渋滞や金融危機といった社会問題、さらにはウイルスと免疫系の戦い。あらゆる現象を数学で解明しようとするのが現象数理学です。皆さんの周りにある複雑で不思議な現象も、実は数式を使って説明できるようになるかもしれません。
数理科学と情報技術を社会問題の解決に役立てたい。現象数理学科では、その想いを実現する能力を養います。

  • Photo 【化学×数学】化学反応が模様を作る?こんなことも数学で解明できる
  • Photo 【生物×数学】動物の複雑な体表模様が形成される仕組みを表した数式とコンピュータを用いた再現
  • Photo 【経済×数学】予測不可能に思える複雑な経済活動の変化も、データサイエンスで予測可能になる
  • Photo 【金融×数学】金融・経済データの高度な解析にデータサイエンスで取り組む
  • Photo 【生物×数学】心臓のリズミカルな鼓動の仕組みを表した数式
  • Photo 【視覚×数学】近づけて見ると「現象」、遠ざけて見ると「数理」。このような目の錯覚も数学で理解できる
  • Photo 【数学×アート?】トーラスとよばれるドーナッツの表面の曲面を斜めに切ると、このように多くの円が現れる。これはトポロジーと言い、数学の分野の研究で重要な役割を果たす
  • Photo 【宇宙×数学】開いた宇宙の数学的なモデル。宇宙は球のように閉じているのか、それとも平坦に広がっているのだろうか
  • Photo 【物質科学×数学】120個の正20面体からなる4次元の正多面体の模型。このような図形は、準結晶という不思議な物質への解明に用いられる

数学で解明するためには? / モデリングとシミュレーションを磨く

現象を数学で解明する。そのためにはまず、現象の本質をとらえたモデル(数式)をつくり、さまざまな方法でシミュレーションする力が必要です。この力の基礎となるのが、数学、プログラミングと教養科目。1~2年生でしっかりと身に付けます。ちなみに、数学の授業はパソコンを使うこともあります。入学後に、学科で統一したノートパソコンを購入し、自分の思考の一部として使いこなしていきます。3年生からは、具体的な現象を取り上げ、学んだ知識を応用する授業が増えていきます。研究室にも配属し、自分なりの卒業研究テーマに向かって深く掘り下げていきます。

  • Photo 研究室で金融データ解析について、教員からきめ細かく指導を受けるようす
  • Photo 実際に実験を行い、見たもの・測定した結果を数式で表す(モデリング)
  • Photo コンピューターや実験、プレゼンなど色々な方法で数理科学を学ぶ
  • Photo データサイエンスの背後にある数学を、ゼミで詳しく学ぶようす
  • Photo シミュレーションやデータ解析など、数理の力を最大限に生かすコンピュータの利用法を学ぶ
  • Photo データサイエンスの知見とコンピュータを使えば、限られた実データから津波のようすを再現できる

学びを生かすキャリア / 多分野からのニーズが

卒業後の進路は、システムエンジニア(SE)、教育関係、金融・保険関係、進学が多くを占めています。中には、より専門性の高い「データサイエンティスト」や「アクチュアリー」を目指す学生もいます。もちろんこれだけに限りません。「数理科学の考え方を軸にした問題解決能力」は社会から評価され、多分野からニーズがあります。また、教員を目指す学生も少なくありません。「実験数学教育」という数学教員育成用の授業も開講しており、次世代へつなぐ智を磨いています。

  • Photo 「数理科学の考え方」を基礎に、社会で活躍できる分野は限りなく広がっている
  • Photo 数理で世界を捉える数学教員を養成している(写真は教育実習のようす)
  • Photo データサイエンスの力は金融・保険の分野でも強みになる
  • Photo 「数理科学」と「数理データサイエンス」を専門的に学ぶことで多様な分野に活躍の場が広がっている

先端メディアサイエンス学科

未来のコンピュータを創造 / スマホ、3Dプリンタ、ドローン、VR、AR その先にある未来へ

先端メディアとは一体なんでしょう?それは未来のコンピュータの姿のこと。いまやコンピュータは単なる「計算機」ではなく、人や物と相互につながり、私たちの生き方や世界の在り方そのものを変革していく道具となっています。先端メディアサイエンス学科(FMS)では、人間を中心としたコンピュータサイエンスとそれを支える数学について学びます。皆さんのワクワクが学びのスタートになります。そしてそのワクワクを追い求め、大学院でさらに高度な研究に取り組んだり、エンタメ業界に進んだりと独自のキャリアに結び付けている卒業生が多いことも特徴です。

  • Photo 能楽師の身体動作を利用したリアルタイム3D映像生成技術の研究(福地研究室)
  • Photo 視線や眉間の動きを使ってVRの操作を行うインタフェースの研究(宮下研究室)
  • Photo 3Dプリンタは形状を作るだけでなく、質感や機能もプリントできるように
  • Photo これを使えばまるで鳥になった気分に。ドローンは人の体験を拡張するメディアとなる
  • Photo 先端技術についての刺激的な講義が盛りだくさん。授業中にドローンが飛ぶことも

わくわくする研究テーマ / 人間の感性・心理を解き明かす

VR、味覚メディア、音楽情報処理、CGデザイン、数学によるデザイン、映像画像処理、インタラクションデザイン、エンタテインメントデザインなどなど。FMSでは、未来を創るさまざまな研究テーマを探します。共通するのは「コンピュータと人・社会との関わり方そのもの」が研究対象であること。そのため、より実践的なアプローチをしているのが大きな特徴です。

  • Photo あらゆる味を記録・再現できる「味覚ディスプレイ」の研究(宮下研究室)
  • Photo 音楽イベントの応援行動を支援する同期制御ペンライトの開発と、人の動作を誘導する光パターンの研究(小林研究室)
  • Photo ウェアラブルセンサにより視線変化や瞬目から運転者のメンタルワークロードを推定する研究(斉藤研究室)
  • Photo 機械学習により季節の印象を表す配色を行うカラーデザインシステム(荒川研究室)
  • Photo 手書き文字を数式として表現し、その数式をもとに手書きをきれいに代筆してくれるロボット(中村聡史研究室)
  • Photo ディスプレイを内蔵したマスクで表情と発話をコンピュータに代替させる研究(橋本研究室)
  • Photo コミュニケーションを変える道具「おしゃべり開始支援」の研究(小林研究室)
  • Photo コンピュータグラフィックス(CG)やそれを操作するユーザインタフェース(UI)をテーマに学ぶ五十嵐悠紀先生の研究室

創り、伝え、議論する / プロトタイピングの時代へ

”未来のコンピュータ”を創るには?それは実際にやってみないと分かりません。FMSの学生はノートパソコンを持ち歩き、プログラミングやプロトタイピングを繰り返し、生活の中で可能性を検証します。授業はディスカッションやプレゼンテーションなど、発表機会が多いのが特徴。1年生から研究室(ゼミ)に仮配属されるため、入学直後から4年間、研究や作品制作に取り組める環境が整っています。そしてなんと、学部生でも国際学会で発表するほど、FMSは活発に学んでアウトプットしています。

  • Photo 研究室でのゼミ風景。ノートPC片手に発表や議論を行うのは日常茶飯事
  • Photo 授業で自身が制作したプログラム作品を発表しているようす。プレゼンテーション能力が鍛えられる場となる
  • Photo 研究室はプロトタイピングの最前線。3Dプリンタやレーザーカッター、ドローンやロボットといったさまざまな機器で溢れている
  • Photo 研究室の仲間たちと研究や創作に励むのもありふれた光景だ
  • Photo 入学直後から4年間研究や作品制作に取り組めるのが大きな特徴。 この環境が学会発表やコンテストでの受賞につながっている

ネットワークデザイン学科

スマート社会を創る / ネットワークを創造・設計

現代社会では、エネルギー・通信・情報・交通・生命・IoT・AI・ブロックチェーンなど、多種多様化したネットワークが築かれています。では次世代のネットワークとはどういったものでしょうか?これを考え、イノベーションを考慮してネットワークを創造的に設計することが、ネットワークデザインです。特にこの学科では、人や環境のニーズに応えた最適かつ安全・安心なネットワークの構築、つまりAI・IoT・ロボットなどを活用した先進都市である「スマートシティ」や、ブロックチェーンを活用した賢い契約の仕組みである「スマートコントラクト」なども備えた「よりスマートな社会」の実現を目指します。そのため、幅広いネットワーク構築・解析の基礎学問を学びながら、「再生可能エネルギー」や「スマートグリッド」といった、持続可能な社会と関わりの深い授業が多いことも特徴です。

  • Photo 日々変化する現代社会で次世代のネットワークシステムを構築し新たな時代の創造を目指す
  • Photo スマートグリッドやスマートコミュニティなどの新しいエネルギーネットワークの仕組みを習得する
  • Photo クラウドコンピューティングや並列処理技術など最先端のコンピュータの仕組みを学ぶ
  • Photo 5G・6G、光無線通信など次世代の通信ネットワークの仕組みを理解する

数理×情報×工学 / 実践性と先進性

数学、情報だけでなく、工学も学べる。これがネットワークデザイン学科の大きな特徴。工学を学ぶことで、実際に人々の生活に役に立つモノ・システムをつくる研究に携わることができます。実践性の高い学問・技術を重点的に学べることが、高い研究成果につながっています。学部生でも国際会議で発表することがあります。そして、毎年高い割合で大学院へ進学し、学びを深める学生も多くいます。

  • Photo 数学や情報を学ぶだけでなく、多くの実験や実習を通じて工学的センスを磨く
  • Photo PCを分解し、コンピュータの基本的な構造を学ぶ
  • Photo 学んだプログラミング技術も使って、さまざまな実験やシミュレーションを行う
  • Photo 実際に機器に触り、無線通信などの原理を実践的に体得する
  • Photo 研究室に配属された後は、より高度な実験やプログラミングなどに挑戦する
  • Photo 研究室に配属された後は、より高度な実験やプログラミングなどに挑戦する

企業との強い連携 / 社会現場の課題に触れる

ネットワークデザイン学科では、社会現場の課題に触れ、学びとキャリアに生かす機会が豊富に用意されています。これまで、東京電力、JR東日本、ソフトバンク、日立製作所、富士電機、フジクラ、ヤフーなどといった名だたる企業に、毎年6~8社、フィールドスタディを実施しています。
また、専任教員の約半数が企業や団体で勤務経験があり、今も企業で働きながら教える兼任の先生が多いことも特徴。学生は日々の授業で企業現場の最前線を学びながら、将来のキャリアについての考えを巡らせます。その結果、実就職率がほぼ100%という数字に結びついています。学んだ実践知を生かし、社会インフラ系の進路を目指す学生も増えています。

  • Photo 「フィールドスタディ」では社会の最前線で活躍する先輩から学ぶことができる
  • Photo 「フィールドスタディ」では社会の最前線で活躍する先輩から学ぶことができる

総合数理学部基本情報

学科
現象数理学科
先端メディアサイエンス学科
ネットワークデザイン学科
入学定員/専任教員数
300人/51人
大学院
先端数理科学研究科
(現象数理学専攻・先端メディアサイエンス専攻・ネットワークデザイン専攻)

キャンパス

中野キャンパス(東京都中野区)

2つの学部(国際日本・総合数理)の1〜4年生が学ぶ。文理融合・先端研究・地域連携をテーマに掲げた最新のキャンパス。