2012 明治大学グローバル人材育成シンポジウム (バンコク) 開催報告
明治大学国際教育センターは２０１３年１月２０日（日），タイのバンコクで，明治大学グローバル人材育成シンポジウム「グローバル人材育成に向けて—企業と大学の協働—」を開催した。
これは，２０１３年１月１９日（土）・２０日（日）に行われた，第２回日本留学・日系企業就職フェア（共催：バンコク日本人商工会議所・日本学生支援機構・国際交流基金バンコク日本文化センター・J-EDUCATION）の中のイベントの１つであり，また，本年４月バンコクに開設予定である「明治大学アセアンセンター（仮称）」の開設プレイベントとして実施したもの。
シンポジウムプログラムはこちら
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シンポジウム会場には日本留学希望者や日系企業就職希望者，大学関係者など約２４０名が来場したほか，シンポジウムの模様をライブ中継したモニター前には，多くの人々が足を止めて講演者の話を熱心に聞き入っていた。
江藤英樹日本語教育センター長の総合司会のもと，勝悦子副学長が主催者あいさつに立ち，人材育成のための産学連携への期待を表明した。
第１部の基調講演では「日本企業・在タイ日系企業で必要とされる人材像」をテーマに， Krisada Visavateeranon氏（泰日工業大学長）が，「Human Resource for Japanese Enterprise in Thailand」と題し，日本企業のタイへの投資状況や日系企業の必要としている現地人材の人材像などの紹介を泰日工業大学の取り組みを交えながら講演した。
続いて，高柳光弘氏（General Manager, Human Resource & Planning Group, Panasonic Management (Thailand) Co., Ltd.）が，「～世界で勝ち残る”真のグローバル企業”への変革に向けて～『日本企業のグローバル化と求められる人材について—パナソニックの事例—』」と題し，パナソニックのグローバル戦略と，その戦略を実現するための人事政策，求める人材像について講演した。
第２部のパネルディスカッションでは，「人材育成に向けた日系企業と大学の協働」をテーマに，３名のパネラーが，プレゼンテーションとディスカッションを行った。
先ず，最初に永易大輔氏（Manager, Human Resources, Mitsubishi Electric Corporation Asia Corporate Office (Thailand) ）から，Mitsubishi Electric Corporation Asia Corporate Officeの人事政策の状況，求める人材像について説明がされた。
続いて，齋藤正雄氏（タイ商工会議所大学人文学部日本語学科常勤講師）から，タイにおける日本語教育の現状や課題，今後の在り方が紹介された。
最後に勝悦子副学長（国際交流担当）より，明治大学のグローバル人材育成の取り組みが語られた。
ディスカッションでは，関山健特任准教授（国際連携機構）がモデレーターを務め，タイ出身の学生たちに求める人材像，他の２者への要望や連携の方法など，３者が連携・協働してグローバル人材の育成に取り組むための方法について議論した。
第３部の日本就職事情セミナーでは，「日本における留学生の就職事情と大学の就職支援の取り組み」をテーマとして，外国人留学生の方々が日本に留学した後，日本の大学でどのような教育を受け，就職活動を行っているのかについて，先ず，大六野耕作政治経済学部長が，明治大学政治経済学部の取り組みを中心に，外国人留学生を含めた全学生に対する入学から就職までの支援内容を紹介，続いて小平達也氏（株式会社ジェイエーエス代表取締役社長）より，日本における外国人留学生の日本企業への就職の状況，大学の外国人留学生向けの就職支援の取り組みについて説明を行った。
以上
第２回日本留学・日系企業就職フェアの開会式の様子
シンポジウム会場入口
メイン会場に設置されたモニター
シンポジウム開催会場の様子
Krisada Visavateeranon氏の基調講演の様子
高柳光宏氏の基調講演の様子
永易大輔氏のプレゼンテーションの様子
勝悦子副学長のプレゼンテーションの様子
パネラー３名によるディスカッションの様子
大六野耕作政治経済学部長の講演の様子
