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2014年度新任教員研修(7月19日)

明治大学教育開発・支援センター(センター長=竹本田持教務部長、農学部教授)は7月19日、新任教員研修を駿河台キャンパスグローバルフロント多目的室で開催し、新任教員のうち6割近くとなる36名が参加しました。

この新任教員研修は、2014年度に任用された専任教員及び特任教員を対象に、本学の教育理念、教員としての心構えなどについての理解を促すとともに、教育効果をあげるための研究および工夫を積極的に推進し、今後の授業改善につなげてもらうことが目的で、4月2日に続いて2回目の開催となります。

福宮賢一学長

福宮賢一学長

竹本田持教務部長

竹本田持教務部長

研修の冒頭、福宮賢一学長があいさつに立ち明治大学の教員としての心構えを伝えました。

続いて竹本センター長が学生の入口と出口にあたる「入試」と「卒業生の進路」について本学の概要を話しました。山田朗副教務部長(文学部教授)および鳥居高副教務部長(商学部教授)から、入試制度や入試広報、オープンキャンパス等の取り組みについて、矢ケ崎淳子副教務部長(法学部教授)からは本学の就職・キャリア教育に関する具体的な説明がありました。

鳥居高副教務部長

鳥居高副教務部長

山田朗副教務部長

山田朗副教務部長

また、休憩をはさみ第2部からは、人権教育・啓発専門委員会とのタイアップ企画(専任教授連合会、職員会後援)として、新任教員以外の教員および職員も対象とした人権講演会として開催。新任教員と合わせて約60名の参加がありました。

人権教育・啓発専門副委員長である江島晶子法科大学院教授より「昨年度は世界人権研究所所長のコスタ氏をお招きしてグローバルな視点で講演を行ったが、今年はより近い視点で人権というものを考えてみたい」との挨拶がありました。

伊藤直樹文学部教授による「心の病を抱えた学生の理解と対応」と題した講演が行われ、臨床心理士でもある伊藤教授は、学生相談室への来談学生数の推移などを示した上で、大学生が抱える主な精神疾患の特徴とそのような疾患を抱える学生への対応のポイントを、事例を交えながら説明しました。

さらには、平岡和佳子理工学部教授から「キャンパス・ハラスメントについて」と題して、近年多様化しているハラスメントに関して説明があったのち、本学におけるハラスメント対策制度やハラスメントをしない・させない環境づくり、キャンパスハラスメント相談室の利用方法について、紹介がありました。

矢ケ崎淳子副教務部長

矢ケ崎淳子副教務部長

伊藤直樹文学部教授

伊藤直樹文学部教授

参加した教員からは、「着任時には整理できなかった情報を、改めて深く理解することができた」、「キャンパス内で気を付けるべき行動について具体的な事例でわかりやすく示された」などの話が聞かれました。

教育開発・支援センターでは今後もこのような研修のほか、学生による授業評価アンケートや講演会・シンポジウムなど、授業改善に資するさまざまな取り組みを実施していきます。

平岡和佳子理工学部教授

平岡和佳子理工学部教授

研修の様子

研修の様子