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教育開発・支援センター

2017年度第2回新任教員研修会を開催しました

2017年07月26日
明治大学 教育開発・支援センター

 教育開発・支援センターは7月15日、駿河台キャンパス・リバティタワーで新任教員研修会を開催し、2017年4月1日任用の新任教員36名が出席しました。本研修は新任の専任教員および特任教員を対象として、本学の教育理念や教員研修(FD)の取組み、教員としての心構えに関する理解を深めることや、教員自身の自己啓発意欲の向上などを目的に、2003年から継続して実施しています。

 阿原一志教育開発・支援センター副センター長(副教務部長、総合数理学部教授)の司会の下、千田亮吉教育開発・支援センター長(教務担当副学長、商学部教授)からの挨拶で研修がスタート。はじめに小野島真入学センター副センター長(副教務部長、政治経済学部教授)が本学の入試日程や一般入試・特別入試の概要、本学および他大学の志願者数の推移等、「明治大学の入試概要」について説明しました。続いて上野正雄就職キャリアセンター副センター長(副教務部長、法学部教授)が明大ならではのキャリア手帳や定員をはるかに上回る応募があった海外インターンシップ等のキャリア支援の取り組み、U・Iターン就職セミナーやグループディスカッション講座等の就職支援行事など「明治大学の就職キャリア教育」について説明。受験生の獲得から卒業生の送り出しまで、本学の一連の施策について紹介しました。

 休憩を挟み後半は、明治大学人権教育・啓発専門委員会との共催で「人権講演会」を開催。ハラスメント対策コンサルタントの樋口ユミ氏による「キャンパス・ハラスメントについて」および伊藤直樹文学部教授による「心の病を抱えた学生の理解と対応」と題した講演が行われました。樋口氏は、「ハラスメント認識度チェックリスト」を活用したグループワークを取り入れ、「指導方法に悩んだらひとりで抱えこまず周りに相談を」「無意識のハラスメントがほとんど。振り返り・立ち返りを大切に」と訴えかけました。また、臨床心理士でもある伊藤教授は、ここ数年で急激に増加している本学の学生相談の現状・特徴や、実際にあった事例を取り上げて学生対応の留意点を解説。「できるだけたくさんの情報を集め、時間をかけて解決を目指すことが重要」と呼びかけました。

 参加した新任教員からは「入試制度や就活への取組みが明確になり今後の参考になった」「ハラスメントや学生相談に関する事例紹介は自身の経験と共有でき非常に役立った」といった感想が聞かれ、研修内容について理解を深めた様子がうかがわれました。

▲熱心に説明に聞き入る新任教員▲熱心に説明に聞き入る新任教員

▲活発な議論を交わしたグループワーク▲活発な議論を交わしたグループワーク