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千葉県浦安市と包括的連携に関する協定を締結

協定書に署名し、握手を交わす福宮学長(左)と松崎市長 協定締結式に臨んだ明治大学と浦安市の関係者

明治大学は5月28日、千葉県浦安市との間に「浦安市と明治大学との包括的連携に関する協定」を締結した。

両者はこれまでにも、明治大学震災復興支援センター「浦安ボランティア活動拠点」の設置や、リバティアカデミー講座「地域経済連携支援講座」での市長の講義など様々な連携事業を展開しており、今後も▽地域活性化▽人材育成▽教育・学術・文化振興▽地域の復興・危機管理—の主に4分野で、連携強化を進める。

この日、浦安市役所3階の市長公室で行われた協定締結式には、本学から福宮賢一学長、藤江昌嗣副学長(社会連携機構長)、針谷敏夫理事(震災復興支援センター長)、白井利光学術・社会連携部長らが出席し、浦安市からは松崎秀樹市長、中村健副市長、黒田江美子教育長、中山高樹市長公室長らが出席した。

締結に先立ってのあいさつで、松崎市長は「インターンシップの受け入れや震災復興支援などを通じて、両者は関係を深めてきた。この協定を機に、これまで以上に太い絆を築きたい」と期待を込め、福宮学長は「これまで、教育・研究に伴う知的資産を社会に還元するとともに、地域連携の成果を教育・研究にもフィードバックしてきた。今回の協定を、浦安市との絆をさらに強める契機としたい」と今後の抱負を述べた。続いて、松崎市長と福宮学長が協定書にそれぞれ署名し、お互いの“絆”を確認し合うかのように、がっちりと握手を交わした。

東日本大震災後、明治大学は液状化などの震災被害が大きかった浦安市にボランティア拠点を設置し、学生たちが現地で復興支援ボランティア活動に従事。両者の結びつきがこれまで以上に深まる中、さらに大学を挙げての地域貢献を進めるため、今回の協定締結に至った。

両者は今後、「浦安市・明治大学連絡協議会(仮称)」を設置し、新たな事業や課題などについて協議・検討を進める方針。

千葉県浦安市

人口約16万人。東と南は東京湾に面し、西は旧江戸川を隔てて東京都江戸川区と、北は千葉県市川市と隣接している。東京ディズニーリゾートがあることで知られ、東京ベイエリアを代表する都市として発展。東日本大震災では、液状化現象によって深刻な被害が生じた。

松崎 秀樹(まつざき・ひでき)
2006年ガバナンス研究科修了。無4。61歳。