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商学部 ラテンアメリカ異文化交流プログラム

アルゼンチン・ラプラタ国立大学から短期留学生が来日

事前アンケートを基に、日亜の学生の恋愛観と日本の最近の結婚ビジネスについてディスカッション

ディ・マッシ教授による講義

独立行政法人学生支援機構の平成24年度留学生交流支援制度(SS・SV)に採択された商学部の特別テーマ実践科目『明治大学ラテンアメリカ異文化交流プログラムとボランティアプログラム(担当:中林真理子商学部教授、六浦吾朗商学部特別招聘教授)』は、11月7日と14日の2回にわたり、来日中のラプラタ国立大学の学生15人を受け入れ、明大生とのジョイントクラスを実施。同実践科目の受講生と商学部のスペイン語履修者、法学部生、国際日本学部生の20人との学術交流が行われた。

ラプラタ国立大学は、1897年創立で学生数約8万9000人、アルゼンチンで2番目に古い国立の総合大学。法学・社会科学学部国際関係研究所内にアジア・太平洋地域研究科日本研究センターが設置されており、日系人のセンター長を中心に、日本に焦点を絞った研究と教育が行われている。明大とは本年10月2日に大学間の協力協定を締結し、同26日には横井勝彦商学部長が同大を表敬訪問している。

今回、11月6日から11日間の短期留学プログラムで来日したラプラタ国立大生は、法学・社会科学学部生が中心で、主となる明大生とのジョイントクラスの他に、日本社会を体感するため、企業や法律事務所、アニメーションスタジオへの訪問、京都・奈良研修などに参加した。

11月7日の第1回目のクラスは、横井商学部長と引率のラプラタ大のホルヘ•ラファエル•ディ•マッシ教授(法学・社会科学学部国際関係研究所アジア太平洋地域研究科長)のあいさつではじまり、中林教授の司会進行で、明大生から「婚活」など、2テーマでの問題提起に基づきディスカッションが行われた。すでに、ビデオカンファレンスやFacebookのグループを通して交流していた学生たちは、和やかな雰囲気で議論を深めていた。

さらに同日の夕方には『ラテンアメリカ地域市場論(担当:所康弘兼任講師)』の授業の冒頭で、ディ・マッシ教授によるラテンアメリカの地域的特徴や外交史、NAFTA、FTAをめぐる問題などについての特別講義も行われた。

第2回目となる14日のクラスでは、授業開始前にサプライズプレゼントとして、荻野誠さん(商4)が「アルゼンチン国歌」「ふるさと」をバイオリン演奏し、参加者全員が合唱した。授業では、米国ワシントンDCから六浦特別招聘教授もオブザーバーとして画面越しに参加。中林教授の司会進行のもと、今回はラプラタ国立大生から4テーマのプレゼンテーションが行われた後、日亜学生による活発なディスカッションとなった。

同日夕方には、横井商学部長からラプラタ国立大生に修了証が授与されるとともに両国の学生が参加したフェアウェルパーティーが開催された。