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理工学部 付属中学3校の生徒に模擬授業を実施





初めての体験に心躍らせ、目を輝かせる生徒たち

理工学部は生田キャンパスで3月21日、本学すべての付属中学校の新2・3年生を対象に、7テーマの模擬授業を実施した。明大明治、明大中野、明大中野八王子の3校から約160人の中学生が参加し、理工学部の講義や実験を体感した。

これは、理系分野における将来の高度専門職業人と研究者の人材養成のきっかけとするとともに、付属中学・高等学校との連携を拡大することを目的として、理工学部が2009年度から段階的に実施してきたもの。2011年度、はじめて明大明治の中学生を対象に実施したところ、早期に大学の様子をうかがい知る絶好の機会だったと好評を博したことから、今回すべての付属校の中学生を対象として、授業だけでなく、実験や演習などのプログラムも取り入れて開催された。

授業に先立ち荒川利治理工学部長は、緊張の面持ちでいる生徒たちに「生田キャンパスへようこそ。今日は、理工学部がどのようなものかを存分に味わってください」と優しく語りかけ、学部や学科の紹介、模擬授業の説明を行った。

『(2)地震の揺れから身を守る』に参加し、振動実験解析棟で震度7の揺れを体験した明大中野八王子の中2女子は、「モニターの波形を見ていて、心の準備ができていたから思っていたより怖くなかった」としながらも、「日常の中でこの揺れが突然起きたら怖いと思う」と感想を述べた。

『(5)身の回りの安全を考える』に参加した明大明治の中2男子は、「扇風機を掃除しないまま使い続けると爆発するとか、ストーブの近くに洗濯物を干すと引火するとか、危険は身近なところにある。『世界一受けたい授業(テレビ)』にも出た向殿先生の話はとても分かりやすくて、ますます興味が湧いた」と興奮冷めやらぬ表情だった。

『(3)金属の旅~原料から製品まで~』に参加した、明大中野の中3男子は、「自分の手でメッキをしたのは初めて。こんなに綺麗に反応するとは思っていなかったので驚いた。理工学部でこうした実験をしてみたい」とメダルとともに目を輝かせていた。

模擬授業7テーマ

  1. エコ家電を見分けよう ~消費電力の測定~
  2. 地震の揺れから身を守る
  3. 金属の旅 ~原料から製品まで~
  4. 放射線の世界 ~放射線をみる~
  5. 身の回りの安全を考える  ~世界一受けたい授業での話題から~
  6. 遊んで習得Java入門
  7. 簡単! Webプログラミング体験