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農学部の学生有志「もやもや隊」が農家・企業とコラボ

パンやスイーツを共同開発し、店舗やイベントで販売

共同開発した「プレミアムいちごジャムパン」 パン屋の軒先で行った直売の様子

農学部の学生有志団体「もやもや隊」(Twitter公式アカウント@moyamoyahd)が、農家や企業とコラボしたパンやスイーツを次々に開発し、店舗や各種イベントで販売、好評を博している。「もやもや隊」の学生による活動報告を、以下に掲載する。

私たちは農学部生による有志団体の「もやもや隊」です。もやもや隊は、社会に対して何かをしたくて「もやもや」していた学生が集まり、2011年に結成されました。食育や地産地消をコンセプトに、生産者と消費者をつなげることを目指して活動しています。これまでに、農林水産省主催の「食と農林漁業大学生アワード」コンテストで発表を行うなど、活動の幅を広げてきました。

今年3月から、生田キャンパスがある川崎市の農家と、株式会社リトルハピネス(パンを扱う「ブーランジェリーボヌール」5店舗、スイーツを扱う「レ・サンク・サンス」1店舗を展開)と協力し、商品の共同開発・販売を行っております。ブーランジェリーボヌール各店舗で販売した、無農薬野菜などを使用したパンは多くの好評の声をいただき、現在までに累計約1万6000個をお買い求めいただきました。

5月には「のぼりとわくわくナイトバザール」(24日、川崎市)と、「青山パン祭り2014 spring」(24・25日、東京都渋谷区)という2つのイベントに参加しました。

ナイトバザールでは、生田キャンパス近くにある小泉農園の「わがままいちご」を使った「プレミアムいちごジャムパン(ブーランジェリーボヌールとの共同開発)」と、もやもや隊が独自に開発した「コロコロドーナッツ」を販売しました。コロコロドーナッツは子供たちとゲームをしながら提供することでも人気となり、長蛇の列ができました。ただ「モノ」を売るだけではなく「体験」を提供することで、価格と味だけではない価値の発見にもつながる貴重な機会となりました。

青山パン祭りでは、「わがままいちご」を使用した「イチゴの自家製コンフィチュールパイ(レ・サンク・サンスとの共同開発)」と、森農園の無農薬ほうれん草を使った「ベジタブルブレッド~ほうれん草~」を販売しました。イベントには1万人を超える人が訪れ、100個以上用意した商品は開始から約2時間で完売に至りました。

今後も数々のイベントに積極的に参加し、私たちが活動することで、消費者の皆さんが「食」への関心を持つきっかけとなることができればうれしいです。

内山 瑞貴(農3)