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2014年度 国連ユースボランティア帰国報告会

ラオスに派遣された畠中さん(政経4)が登壇

現地イベントでUNVの同僚らと ラオスでの活動を報告する畠中さん

国連ユースボランティアの参加学生による帰国報告会が3月19日、国連大学(東京都渋谷区)で行われ、明治大学からラオスに派遣された畠中康至さん(政経4)が約5カ月間の活動内容を報告した。

国連ユースボランティアは、国連ボランティア計画(UNV)と大学が連携し、学生を開発途上国へボランティア派遣するプログラム。地球規模の課題解決にチャレンジする機会を学生に提供し、未来のリーダーを育成することを目的としている。UNVと基幹校の関西学院大との間で締結した協力協定に基づき、明治大・上智大・明治学院大・立教大・東洋大を加えた計6大学から12人の学生が昨年9月から今年2月、アジア、アフリカ、東欧、太平洋諸島の各国に派遣された。

ラオスのUNVオフィスに所属した畠中さんは、ユースアンドボランティアコーディネーターとして、若者のボランティア精神の啓蒙活動に力を注いだ。得意なタイ語を駆使して現地の若者と積極的に交流し、現地の人と同じ目線でボランティア活動を行った。

派遣当初、UNVオフィスのフェイスブックページがラオス語非対応であるという課題を見つけた畠中さんは、翻訳して情報発信力を強化しようと自ら企画立案。現地の学生を翻訳のボランティアスタッフとして採用することで翻訳に成功し、訪問者数(閲覧率)を劇的に上昇させた。

また、ラオス各地で行われているボランティア活動の認知度が低い現状に対しては、ボランティア写真コンテストを企画。フェイスブックを通じて、双方向の情報発信をすることで、28のボランティア団体から写真の投稿が集まり、表彰式で各団体が交流できる枠組みを作り出した。活動を終えた畠中さんは「自分に何ができるか?という問いかけの中で、主体的に取り組むよう心掛けた。将来は、世界の貧困層のためにNPOをつくりたい」と熱く今後の目標を語った。