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福島県新地町に「新地町明大ボランティア活動拠点」

年間を通じた、息の長い復興支援が可能に

仮設住宅を活用したボランティア活動拠点

明治大学が2012年に「震災復興に関する協定」を締結した3自治体の1つである福島県新地町(他2つは岩手県大船渡市と宮城県気仙沼市)にこのほど、復興支援のための「新地町明大ボランティア活動拠点」がオープンした。

協定締結以降、学部間共通総合講座の履修学生によるボランティア実習を柱に、学生のみならず、教員、職員も新地町での支援活動を展開してきた。特に8月の第1土曜日に開催される復興支援を目的とした「やるしかねぇべ祭り」を皮切りに、その後の1週間を「明大week in 新地」と銘打って、組織的な活動を行ってきた。

しかし、被災により多くの宿泊施設がなくなったために、宿泊・活動拠点の確保という課題を抱えてきた。今般、町役場の協力と支援を得て、小川北原応急仮設住宅(新地町小川北原)の3住戸を活動拠点として無償で提供していただけることとなった。

震災から4年を迎えて今、新地町では住宅の高台への移転(防災集団移転や公営復興住宅への移転など)が進み、町民の皆さんも落ち着きを見せ始めている。しかしながら、復興、そして地域活性化のためにはまだまだ首都圏からの“力”が必要とされている。

この活動拠点を核にして、年間を通じて、また息の長い支援活動を展開していくことが可能となった。利用開始は6月1日。申し込み方法や申請書などは、明治大学「震災復興支援センター」のホームページに掲載されている。

(震災復興支援センター副センター長 鳥居 高)

お問い合わせ先

【震災復興支援センター】

http://www.meiji.ac.jp/gakucho/reconstruction/