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韓国学生訪日団が明大を訪問 日韓の相互理解と信頼関係の増進へ

指で作る「小さなハート」は韓国で定番の写真ポーズ 自己紹介で打ち解ける日韓の学生たち

日本政府がアジア大洋州の各国・地域との間で実施する「対日理解促進交流プログラム(JENESYS 2016)」の一環として、韓国全土の大学から選抜・招聘された大学生19人が6月30日、駿河台キャンパスを訪れ、明大生18人と交流した。韓国学生訪日団と明大生は、お互いに自己紹介や質問し合うアイスブレークタイムですぐに打ち解け、和やかな雰囲気の中、交流がスタート。ファシリテーターを務めた堀金由美政治経済学部教授は、「皆さんにとって思い出深い一日になることを願う」と歓迎した。

6グループに分かれて行われたキャンパスツアーでは、明大に在籍する韓国人留学生、日本人学生が日本語、英語、韓国語を交えながら、訪日団に学内を案内し、リバティタワー17階の学食・スカイラウンジ暁で昼食。午後は、「就職活動のシステムとその改善点」「結婚に対する価値観」「大学について(教育システム、大学生活、休日の過ごし方など)」をテーマにグループディスカッションを行い、同世代の学生の考え方について理解を深めた。

最後は、韓国・国立忠北大学へ留学経験がある菅原由美子さん(文4)が留学中に身に着けた韓国語で「留学して韓国に対する印象が変わった。訪日団の皆さんも、今回の体験や交流を通じ、日本に良い印象を持ってもらえたら嬉しい」と話し、「私たち若い世代が日韓関係の改善に貢献していきたい」と締めくくると、会場は韓国側学生の温かい拍手に包まれた。

訪日団は、6月28日から7月7日の滞在中、「日本のものづくり・文化の探究」をテーマに、東京・滋賀・大阪・京都での文化体験、大学交流や企業訪問を行うなど、人的交流を通じ相互理解を深めた。