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山形県天童市で地域連携活動——土屋学長講演、小学生向け理科教室も

生涯学習フェスティバルで記念講演を行う土屋学長

地域連携推進センターは、11月18日から19日にかけて、山形県天童市の各所で地域連携事業を展開した。

18日は、天童市立寺津小学校において理工学部の我田元専任講師が、小学生理科授業「液体窒素で低温の世界を体験しよう!」を実施。専門的な機材を使ってバナナやゴムボール、気体などを凍らせる実験を行い、液体窒素の性質とそれぞれが凍る仕組みを解説した。参加した27人の5・6年生は普段の理科授業では体験できない実験の数々に歓声をあげ、80分の講義を最後まで熱心に取り組んだ。

天童市市民プラザで開催された19日の「生涯学習フェスティバル2016」では、土屋恵一郎学長が「世阿弥のイノベーションを地域おこしに活かす」をテーマに記念講演を行った。土屋学長は、世阿弥が風姿花伝に記した、物事の斬新さを追求していくことの大切さについて述べ、「天童市の魅力を発展・発信していくためには、文化や技術、人材など、さまざまな要素を掛け合わせて新しい取り組みを続けていくことが必要」と訴えた。講演後、天童市教育委員会の相澤一彦教育長からは「明治大学が新しいことに挑戦し続けている理由がわかった。今日の話は、天童市の地域おこしだけでなく、教育にも取り入れられる」と感想が述べられた。

また、同イベント内の行事として、宮城浩蔵賞(本紙第697号既報)の表彰式が行われ、天童市を代表する4人の中学生が晴れの舞台を迎えた。受賞者スピーチでは、宮城浩蔵の生き方や考え方に学び、将来への抱負を熱く語る生徒達の姿が印象的であった。

(社会連携事務室)