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留学生日本語スピーチコンテスト・「学長賞」にフランス出身のコソブスキさん

日本語アドバイザーやキャンパスメイトの学生らとともに 「学長賞」受賞の喜びを語るコソブスキさん(政経3)

日本語教育センターは12月10日、「第21回明治大学学長杯留学生日本語スピーチコンテスト」(後援:連合父母会、協力:国際交流団体キャンパスメイト)を、駿河台キャンパス・グローバルフロントで開催した。このコンテストは、留学生の日本語能力の向上や、日本人学生との交流を目的としたもので、今年は「皆に伝えたい、私の好きな世界の町・日本の町」をスピーチのテーマに、イタリア、オーストラリア、韓国、中国など9カ国15人の留学生が出場した。留学生スピーカーは、明治大学の学生日本語アドバイザー数人とチームを組み、2カ月にわたる準備を経てこの日の本番に臨んだ。

イギリス出身のキサリ・ベルチャーさん(商4)は、ウェールズの首都である、故郷カーディフについて、ケルト文化や日本にも輸出されている特産品のムール貝などに触れながら紹介。また、オーストラリア出身のリョウ・ジェシカさん(文3)は、高校時代の“青春”を過ごした「東京」に対する当時からの想いを語るなど、出場者は、自身を通して世界や日本の町を伝えた。

最優秀賞の「学長賞」には、「矛盾の溢れるパリ」と題してスピーチしたコソブスキ・ジョアンナ・ジャンヌ・アニック・シャンタルさん(政経3/フランス)が受賞した。各自5分という持ち時間ながら、丁寧で思いの込もったスピーチに、宮本真也日本語教育センター長からは「努力の成果を感じた。世界を巡る独自のガイドブックができそうだ」と閉会の言葉が送られた。

各賞の受賞者は別表の通り。留学生のスピーチは、大学ホームページから閲覧ができる(後日公開)。

「第21回学長杯留学生日本語スピーチコンテスト」受賞者(敬称略)

受賞名 氏 名 国 籍 所属・学年 テーマ
学長賞 コソブスキ・ジョアンナ・ジャンヌ・アニック・シャンタル フランス 政治経済学部3年 矛盾の溢れるパリ
連合父母会長賞 尹 智熙 韓  国 情報コミュニケーション学部1年 希望の町パジュ
日本語教育センター長賞 顧 瑩 中  国 商学研究科
博士前期課程1年
まつとし聞かば今帰りこむ
審査委員特別賞 王 君羽 台  湾 商学研究科
博士前期課程1年
台南の魅力を再発見
キャンパスメイト賞 モハマッド・イェーザ・シャナンドラ インドネシア 商学部4年 私の街、ニュルンベルク