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タイ・アジア工科大学院と協定を締結

連携推進を誓い署名を交わした両学長

明治大学とタイのアジア工科大学院(以下、AIT)との大学間協力協定の調印式が4月10日、駿河台キャンパスのリバティタワー23階貴賓室で執り行われた。

AITからはウォルサック・カノック・ヌクルチャイ学長と山本和夫副学長が来訪。本学からは土屋恵一郎学長、大六野耕作副学長(国際交流担当)のほか、昨年度までAITの学長上級顧問を務めた小沼廣幸国際連携機構特任教授(明治大学アセアンセンター長)が列席した。

AITは、英語による高等教育を行っている国際機関のひとつで、アメリカや日本など複数の国が出資するアジア地域唯一の国際大学(Intergovernmental Organization)として、高度な技術・知識を有した若手人材や、国境を超え活躍するリーダーの育成を目的に設立された。

懇談のなかで土屋学長は、文部科学省・平成28年度「大学の世界展開力強化事業~アジア諸国等との大学間交流の枠組み強化~」のタイプBの採択を受け、バンコクのアセアンセンターを拠点にカンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムなどASEAN地域諸国との関係を強めていることに触れつつ「今日を機会に両大学の関係がさらに発展することを祈っている」と述べた。

ウォルサック学長は、AITが創立58年を迎え、2万人を超える卒業生が自国に戻り活躍していることや、在籍学生の7割が海外出身であることなどを説明し「温暖化をはじめ、一国では解決困難な重要な課題に対し、国境を超えて取り組むため、さらに国際協力を促進していきたい」とし「明治大学との協力を進めていきたい」と応じた。

今後は協定のもと、教員間の学術交流・共同研究や、学生の短期留学・インターンシップなどの推進が期待される。