Go Forward

「自由と温かさを支える『学内民主主義』」経営学部教授・坂本 恒夫

わが家の居間からリバティタワーのドームが見える。ドームを見ながら、いつも「この大学で研究すること、働くことが出来て幸せだ」と思いながら、一日の生活をスタートさせる。

明治大学での大学院生としての8年間、教員としての26年間、この充実感、幸福感は何であったのだろうか。それは多分、明治大学の持つ気風-自由と温かさであったと思う。この気風を支えるのは、明治大学の「学内民主主義」である。理事会・評議員会、学部長会・教授会、そして教職員組合や専任教授連合会、これらが議論を闘わせ、そして落ち着くところへ落ち着かせていく。時々暴走することもあるが、しかし最後は皆で解決していく。そうした自由と温かさの気風が明治大学だと思う。

小生もこうした気風の中で「学習支援室」の設置、「全学部統一入試」の導入、「平和教育登戸研究所資料館」の設立など、ささやかだが貢献することができた。

この「学内民主主義」が機能するかぎり、明治大学の将来は盤石だ。

今朝もカーテンを開けると、いつものようにドームが見える。定年まであと1カ月、「よーし 今日も頑張るぞ!」