Go Forward

経営学部公開講座「無印良品の思想と事業展開」

—— 松﨑社長が講演

グローバル化を牽引する松﨑社長 学生との質疑応答も行われた

経営学部は9月21日、(株)良品計画代表取締役社長の松﨑曉氏を講師に招き、公開講座「無印良品の思想と事業展開~グローバル展開を中心に~」を駿河台キャンパス・リバティタワーで開催した。

1980年に(株)西友のプライベートブランドとして40品目でスタートした「無印良品」は現在、日本国内はもちろん世界28の国・地域で事業を展開している。松﨑氏は、海外事業部での実績が認められ2015年に代表取締役社長に就任。以来、グローバル化を加速させている。

講演では、「無印良品」の誕生から生活者の視点に立ち本質的な機能を重視した商品企画、企業理念やブランド展開などについて松﨑氏が解説。「無印良品は生活者の自由を確保する商品。創業以来、“媚びず、驕らず、でしゃばらず”を大事にしている」と骨格となる思想の一端を紹介した。

さらに、ロンドン、香港をはじめ、商標の不正登録問題を乗り越えてたどり着いた中国進出など、売上の4割を占めるまでになった海外展開の具体例を示しながら、グローバル人事制度などにも言及。「『良心とクリエイティブ』を実践する風土と仕組みをグローバルに発展させる」と中期経営計画の基本方針を明かし、さらなるグローバル化への姿勢を強調した。

会場には、学生をはじめ一般聴衆など約160人が来場。質疑応答では熱心な質問が飛び交うなど、グローバル企業トップの話が間近で聞ける貴重な機会となった。