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「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」

—— 小中高校生が科学の魅力に触れる

振動台で地震を体験(生田キャンパス) 白衣を着て実験に挑戦(和泉キャンパス)

大学や研究機関で取り組む科学研究費助成事業(科研費)の成果を小中高生に体験してもらう、日本学術振興会との共催プログラム「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」が8月、駿河台・和泉・生田キャンパスで開催された。

今年度明治大学では、(1)作って学ぶ考古学の世界-縄文時代のアクセサリー貝輪を作って学ぶ-(阿部芳郎文学部教授)、(2)振動を科学してみよう!~地震の揺れから身を守る~(松岡太一理工学部准教授)、(3)エネルギーと環境問題-原子力ってなに?-(勝田忠広法学部教授)、(4)伝統の発酵微生物を科学する~麹菌と乳酸菌(中島春紫農学部教授)、(5)動物細胞を培養しよう(浅賀宏昭商学部教授)の5つのプログラムを実施した。

8月4日、生田キャンパスで行われた「振動を科学してみよう!~地震の揺れから身を守る~」には、中高生28人が参加。世の中にある振動について、振り子と共振の実験から学んだ後、振動実験解析棟に移動して、震度7の地震体験や免震技術の見学などを行い、地震防災への意識を高めた。

和泉キャンパスでは、8月28日・29日にわたって「動物細胞を培養しよう」のプログラムを実施した。白衣姿の中学2・3年生9人は、培養実験に必要な技術や無菌操作について説明を受けた後、細胞をシャーレに播いて培養の様子や細胞の機能などを観察。さらに、さまざま分野で研究が進むiPS細胞の仕組みについても理解を深めた。