Go Forward

中国社会科学院と国際金融学術会議を開催

日中の実務家や研究者が一堂に会した 基調講演に立つ大矢財務省国際局審議官

2018年12月17日、駿河台キャンパス・グローバルフロントの多目的室において、明治大学と協定校である中国社会科学院との第3回国際金融学術会議が開催された。「日中金融協力と金融システムの安定性-アジア金融協力からデジタル通貨まで-」と題し、財務省国際局審議官の大矢俊雄氏、日本銀行国際局審議役の福本智之氏、金融庁参事官の松尾元信氏らを招き、アジア金融協力、人民元、債務問題からデジタル通貨に至るまで、幅広いテーマで活発な議論を行った。

会議の冒頭、土屋恵一郎学長があいさつし、明治大学と中国社会科学院が長きにわたって良い関係にあること、学術機関が中心となり日中関係がより建設的な関係になることに期待を示した。さらに、日本と中国の関係にも言及し、「これを機会にさらに社会科学院との関係が深まることを期待する」と述べた。

学術会議には中国社会科学院から姚枝仲副所長をはじめ6人、明治大学からは勝悦子教授(政治経済学部)、小早川周司准教授(政治経済学部)が出席した。午前10時から午後6時近くまで、政策担当者と研究者が質の高い議論を行い、本学の院生、留学生やシンクタンクの研究員等も参加して、非常に充実したものとなった。